岡山市が海洋プラスチックごみ対策アクションプランの策定にむけて本格的に動きはじめました。
岡山市のプラスチックごみの海への流出を考える時にどうしても避けて通ることができない岡山市ならではという特徴が2つ。
 これは、全員で共有化しておく必要があるので、全体説明の冒頭に入れてもらいました。
①「用水路王国 岡山」
青線が用水路、密度は全国平均の5倍
総延長4000キロ  この、問題点は後述。
②直接海へ注ぐ河川は2本だけ。
8河川のうち6河川は一旦下流の水門でせき止められて、遊水池となり潮の干満に合わせて水門から排水、ポンプ排水。
  裏を返せば流れてきたゴミは下流エリアで一旦 漂着するので回収のチャンスは大なのです。
しかも、地理的条件で溜まりやすい場所がある程度は決まってくるのでここの回収をすれば、効率的かつ効果的に回収することができるのです。
例えば、笹ヶ瀬川右岸
笹ヶ瀬川左岸
締め切り堤防西
百間川中洲
とまあ こんな感じです。
水門があって直接海へ流出していない分、こうして溜まっています。
さて、先に触れた用水路王国の問題点
環境省の流出事例 右下
まさに、この候補地、ゴミステーションが沢山あるのです。

この写真などはカラスの攻撃を待ってるようなものですね。
この写真、隣接のお家の方が収集車がくるまでカラスの見張りをしておられました。


落ちたら最後のリスキーなゴミステーション
さて、さて、こうした岡山市ですがどのように流出を防止しよう?
ワークショップでは沢山の意見が出されました。これからの課題整理とあらゆる仕組み、組織を活用して実効性の高いアクションプランにしていきたいと思います。