統合の時代のリーダーシップとはなんぞや? | 斉藤つうりのブログ 『ブッダプログラム』

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【統合の時代のリーダーシップとはなんぞや?】

 

またまたバタバタしていてキャッチアップが遅くなってしまいました。

 

9月27日は、リーダーシッププログラム開催の講師、有冬典子さんとのこの世あの世座談会、第一回目。

 

リーダーシップって何?

 

と、あなたがもし聞かれたら、なんと答えるでしょうか?

 

数々の大企業を相手にリーダーシップ開発のプログラムの講師を行ってきた、有冬さんによる答えは

 

「リーダーシップとは、人に与える影響力」

 

とのこと。

 

 

有冬さんが伝えるリーダーシッププログラムの中心にあるものは、いわゆる「人の上に立って、皆を引っ張っていく外的な力を高めよう」というものではなく

 

「内省力を持ち、目の前に現れているすべてを、我が事として捉えることができる自己認識力を高めていく」

 

というもの。

 

講座を始めるにあたり、有冬さんのプログラムの概要を見せていただき、「まるで仏教だな」と感じました。

 

そして有冬さんと膝を詰めて、11月のコースの内容を詰めていくごとに、ここでいま開かれようとしている新しいことが、くっきりと浮かび上がってくる感覚でした。

 

ビジネスの側面から、山に登っていくと、確かに最初の段階では、社会への適応を中心とした力を高めていく必要がある。けれど上に登っていくにつれ、外的なルールや、一般論では通用しない領域に入っていき、最終的に「自らの願いが世界のすべてであるのなら、自分の認識に瞬間瞬間気づいていくことだけである」という認識論に近づいていく。

 

また霊的な探究の側面から、山に登っていけば、最初の段階では、外側の社会からの断絶することを求められ、徹底した内面世界への力を高めていく必要がある。しかしやはりこちらも上に登っていくにつれ、内面の力だけではなく、どのように内面と外面をつなげ、世界そのものを自分として捉え、現れるすべての人、トラブルに直面していくことで、はじめて慈悲が育ち、菩薩・利他行としての、新しい経済のありようが作られていく。

 

まったく異なるように見えるフィールドが、こうして結びついていく現代は、プレアデス・オリオン的な価値観による「埋めよ増やせよ」という分離型の集合意識的合意事項から、アンドロメダ・北斗七星的な価値である「自分を犠牲にすることなく、他者と共に本質的な生命力を回復していく」という統合型の集合意識の合意事項へと、軸足を移そうとしているちょうどその時なのだなと。

 

そうしたときに、ビジネスの側面であっても、仏教の側面であっても。あるいは政治であっても、科学であっても、医療であっても、文学であっても。

 

何かに到達しようとする時に、ひとつの分野のなかだけで仕切って完結するものではなく、そこを飛び越えて他の結びつく中で、双方的に見出されるもの。

 

そこに今まさに起こっている統合への扉が開かれていると思うのです。

 

なんだかつらつらと書いていたら長くなってしまった。

 

つまり言いたいことは、ビジネス×仏教というテーマで、有冬さんと「今まさに起こっている新しいことをやろう!」と今回の一連の内容を展開しているってこと。

 

そんな前提を持ちながら、行われた第一回目の座談会のテーマは、「無意識×無意識の科学反応」。

 

1時間という時間のなかで、有冬さんは「無意識×無意識が作り出す人生劇場」についてがっつりと触れ、私は「認識の根底を条件付けから、純粋な開かれた自己へ」というという内容でお話しししていきました。

 

第一回目ということもあって、お互いのフィールドをそれぞれ展開したのちに、「さて!ここから実際どうやって、現実のビジネスと心の領域を統合できるのか?」という内容へ、飛び込んで行きました。

 

個人的にはこのラスト10分の有冬さんとの掛け合いで、学ぶものが本当にたくさんあり、「そうだよな。だからこそこの領域を扱える人はいまはまだ少ないんだよな。ここをどうやって広げていくかが本当に自分がやりたいことなんだな」と納得感を得ることができた貴重な1時間の対話でした。

 

私はやりたいことが先行してしまうタイプの人間なので、ひょっとしたらこの座談会でやっていることが、皆さんに伝わりにくいのかなーと感じ、今回は内容を踏み込んで書いてみました。

 

何にせよ、私がやりたいことはいつだって同じなのです。

 

いまこの瞬間起こっていることに、どれだけ開いていくことができるのか?

 

過去や未来ではなくて、今ここで起こっていることに意識を向けていくことで、世界はそこから作られていくということ。

 

今回は有冬さんが今起こっている新しいリーダーシップはこれなんだ!というアツい思いをぶつけてくださったために、私の中でも「私が溜め込んできた仏教や東洋思想のツールはここで生きるはずだ!」というアツい思いが出てきた、そんな真っ只中にいるのです。

 

そんなプロセスの報告をさせていただきました。

 

次回の「あの世この世座談会」は10月10日。

 

テーマは「内省力のないリーダーは洞察力もない」。

この内容だけで、何か心がキュッとなる人、いるでしょうー笑。

その頑なエッジが、開かれた時いったい何が花開いていくのか?

ぜひご一緒に体験しましょう。

 

全3回のテーマはこちら。

⚫︎第1回:2023/9/27(水)19:30-20:30

〜 なぜビジネス×東洋思想なのか?〜

「無意識×無意識の化学反応」

⚫︎第2回:2023/10/10(火)19:30-20:30

「内省力のないリーダーは洞察力もない⁉︎」

⚫︎第3回:2023/10/19(木)19:30-20:30

〜実存的変容って?〜

「場を変容させる無敵のコミュニケーション」

ビジネスにも東洋思想にも、いまいちピンとこない方でも、きっとフィットするタメになる時間となるはずです!

ご興味ある方、ぜひご一緒しましょう!

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【ご試聴お申し込みはこちら】

https://select-type.com/rsv/?id=LgPdE6LnCDg&c_id=308735

・Zoomによるオンライン形式の座談会です

・開催直前までお申し込み可能です

・ストリーミング配信を行いますので、後日視聴可能です

・本イベントは、株式会社Coreleadと株式会社ブッダプログラムの共同主催です

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▼こちらのコースも募集中!

ビジネス×仏教・東洋思想

「セルフアウェアネス&リーダーシップ3ヶ月開発コース」

https://buddha-school.jp/event/self-awareness_leadership/

《講義日程》

2023/11/15(水)、29(水)、12/13(水)、26(火)、2024/1/10(水)、2/3(土)、2/4(日)

《時間/形式》

⚫︎2023/11/15(水)〜2024/1/10(水)

→ 19:00-21:00、Zoomによるオンライン形式

⚫︎ 2024/2/3(土)〜2/4(日)

→1泊2日現地リトリート(葉山町)

講師:有冬 典子(株式会社Corelead 代表)

   齊藤 つうり(僧侶・アカシックリーダー、株式会社ブッダプログラム 代表)