この問題の終結を全て石原元知事に押し付けようとする動きが理解出来ない。
僕も少なからず行政と関わった事があるので一つだけ言える事は、事業の大小に関係なく事を進めるには膨大な時間を費やしていると言う事。
これに伴い関わる人間の数もどんどん増えるし、当然議事録等は残しているが、議事録とかは比較的簡潔にまとめてあるので、時の当事者が必要だと考える事項しか記載されていない。
当然ながら個別の会話なんていうのは一字一句書面で残さない。
こんな事は政治家なら当然理解しているし、物事をスムーズに進めるには一度上がった問題点は解決策が見つかれば再度協議される事はない。
そして長い時間を費やす事で様々な歴史を持ち合わせ、今回の様な断片的な所から介入し問題提起され、その責任をその当時の行政の長に求められても責任は取れない。
なぜなら全て信頼関係が成立している前提で各担当者に任せていて、本来問題提起する立場は都議会議員なのだから…
僕はこの問題に関して責められるべきはその当時の担当者及び都議会議員であり、決裁権を持つ知事だけではないと思う。
今回の件で考えて欲しい事は行政の長と議会との蜜月関係がこの問題の始まりだと言う事。
現議会と相反する都知事の誕生がこの問題を掘り起こしたという事実。
そう考えれば都知事派の都議を増やす事は『百害あって一利無し』だと思う。