僕の日曜日の行動はテレビから始まる。
7時から対談番組を見て、その後政治関連の番組を渡り歩く。
何らかの用事がない限りこの行動パターンは何年も前から続いている。
今日は朝からどの番組もTPPについて取り上げていた。
推進派と反対派という対極を作り議論するのだが、どうしても反対派=農業関係者という構図を打ち出そうとしている感が見ていて否めない。
僕もTPPについてはいろいろ話を聞いたり調べたりしているが、正直な所不明確な所が多すぎて決定的な判断材料が見えて来ないというのが現状である。
それと各マスコミが上記でも述べた様に『TPP⇒農業』を連想させる様な報道スタイルをしているのかも不思議である。
個人的な見解としては、たしかに『物』の値段が下がる事は消費者にとって有難い。
ただ単純に考えれば『物の値段』を決める時に『人件費』は大きな要素である。
そうなれば自分達の人件費も自由化競争(それも世界各国との)に巻き込まれるのではないだろうか?
結果的に『物の値段』も下がり、『個人の収入』も下がるという状態が発生すると感じてならない。
でも推進派はその辺りははぐらかしている様な気がする。
先日のニュースでアメリカは『参加表明したら途中で退席させない』という様な趣旨の発言をしています。
推進派の主張は『意見が合わなければ参加を辞めれば良い』とも発言しています。
それよりも不思議なのは、なぜこんな重要な事案を今まで先送りし、土壇場になって有意義な議論もせず結論を出そうとしている一部の政治家達の神経を疑います。
TPPのおかげで、原発の問題や東電の問題は全く騒がれなくなりました。
そうやって重要案件が風化していき、知らない間に先送りとなっていく最近の風潮。
誰か変えて欲しいですね。