倉田池田市長が大阪府知事選への出馬を見送った。
個人的には賢明な判断だと思う。
これにより自民党と民主党は独自の候補をまた模索するのだろうが、今更誰を擁立しようというのだろう?
そもそも『大阪府知事・大阪市長選』については以前より注目されていた訳で、本当に擁立したいのならもっと前から動くべきである。
たしかに最近の橋下知事の発言(独裁者的な)はたしかに乱暴な気がする。
だからと言って、たった一ヶ月足らずで擁立した候補者が即戦力で活躍出来るのだろうか?
政党のメンツだけで候補者を擁立する事は少し間違いの様な気がする。
以前ある首長からこんな事を言われた事がある。
首長なんて就任する時期にもよるが、来年度の予算編成が終わっていたら就任1年目なんて自分の推進したい政策なんて1つも出来ない。1期4年というが実際は2年半程度だよ。もっと分割すれば本当に達成感を感じるのは所詮1年程度しかない。だから首長は複数期やらなければ、絶対良い結果を生み出す事は出来ない。
たしかに全国を見渡すと、首長が変わっていない自治体はそれなりに結果を残している様な気がする。
それに当てはめると今回の橋下知事の行動はご法度だが、大阪府としては政令指定都市(大阪市)の存在は改革の妨げになるのだろう。
だから最終手段として彼は直接関与する事(大阪市長になる事)を選択したんだと思う。
これに対し平松大阪市長は大規模なネガティブキャンペーンを打っている。
これもそれなりにお考えがあっての行動だと思う。
手法だとか理論だとかは抜きとして、少なくともこれだけ大阪の事を考え、独自の改革案を持った候補者達に、組織票と知名度(無党派層票)だけが頼りの大阪の事情を知らない落下傘候補者が本当に勝てると思っているのだろうか?
自惚れにもほどが過ぎるとは感じないのだろうか?
こんな事も判らず、自分達のメンツだけで今尚候補者擁立に向け画策している政党があるのなら、そんな政党は潰れてしまえ!僕は声を大にして言いたい。