来年度、市長の公約である市民税減税を行なう為には約80億円近く足りない事が今日明らかとなった。
この事態に河村市長は『今行革しているから財源はあるんだ』という旨の発言をしている。
僕はどうもこの発言に違和感を感じてならない。
なぜなら『行革=削減』では決してないからだ。
しかし多くの政治家は『行革=削減』という考えを持っている為、いつの間にか市民もその考えに染まってしまった。
だから今回実施された『外部評価』をみると見直し・廃止という削減ありきの結論に辿り着いている。
これでは市民サービスの低下を促進する為の事業仕分けとなってしまう。
本来『外部評価』とは、内部評価とは違った観点で事業を見てもらい、新たな意見を取り入れるのが目的ではないのだろうか?
削減の後押しをする為に市民がいる訳ではないのである。
河村市長は外部評価にご満悦の様であったが、僕にはその気持ちが解らない。
自分の意見を発言し、採決に参加すると言う事は、その意見にそれなりの根拠も必要で、当然責任も負わなければならない。
行革=削減という錯覚がなければ、今回の結果は変わっただろうと感じているのは僕だけだろうか。