僕はあるきっかけで、6月位から名古屋市政について観察している。
そのきっかけとは則竹前市議が一連の不祥事で辞任したことだ。(その理由はあえて触れないが)
それ以来、名古屋市議のブログをチェックしたり、反河村派(僕はそんなイメージはないのだが)らしき方のブログや落選した方のブログも見させて頂いている。
その中で一番感じるのは、新人議員のほとんどがホームページやSNSを活用していない事だ。
インターネットが普及した今日、ホームページやSNSの有効活用は常識である。
古株の年配議員ならともかく、1年生議員ならこのツールを使わない手はない。
だって経費も少ないし、自宅にいて自分の活動や情報を発信出来る。(24時間利用できる)
そして活用している一部の議員は有効的な使用方法を知らないみたいだ。
それはブログに対してコメントする事が出来ない。又はコメントをもらっても返事をしない。これが議員の取るべき行動なのだろうか?
市政報告会や有権者回り、市会報告など日々の議員活動でなかなか時間が取れない状況でも、有権者とコミニュケーションが取れる唯一のツールだとは思わないのだろうか?
くだらないコメントに返答する事はないだろう。しかし、公約や市政に関する内容については最低限返答するのが礼儀(公僕としての常識)ではないだろうか?
実際に僕は、SNSを利用して知り合った政治家や、元々付き合いのある政治家といろんな情報交換をしている。
(知り合いの方はメールの方が多いが・・・)
そしていろんな情報などを共有している。(本当に便利になった世の中である)
先日ある市議とブログを通じて意見を伺ったのだが、どうも政党として掲げた公約について、個々の具体案(実行する為の)は持ち合わせていないみたいだ。
僕の周りにいる政治家は、最低限選挙公約に掲げた事については、選挙前にある程度の方策を考えている。
なぜならその方が有権者により解り易く訴える事(必要性など)が出来るからだ。
それらの下準備のない議員は返答に困るのだろうが、そこはパブリックサーバントを唱えた議員らしくしっかり答えて欲しいと思う。
もう1つ感じる事は、名古屋市政に興味のある方々が多いという事だ。
時には批判的要素の高いブログもあるが、それらの多くは市議自身の知識・見識の無さに対する市民の冷静な評価ではないだろうか?
いろいろなブログを拝見しているが、その見識の高さはビックリする。
正直そんな時間がある事も驚きである。(結構ブログを書くという行為は時間がかかる)
それにしても一番寂しいのは落選した一部の方々。
何を勘違いしているのか、時には河村政策を批判している事に腹を立て、時にはリコール署名簿流出について熱く語り、結果何もアクションは起こさない。(自称証拠を持っているらしい)
理想論ばかり語ったところで、何の変化も生まない。
語るのなら、それを改善する具体的な方策も示さないと意味が無い。
それなのに現代の選挙制度や政治家について不満を語る。
少なくとも河村政策を批判している人達はその理由をしっかり語っている。(それも高い見識で)
今日のSNSで見かけたが、挙句の果てに『名古屋市政についてゴチャゴチャ語るんだったら次期市議会選挙に出たら?』と言い放っていた。
有権者の市政に対する見識が上がれば、仕事が出来ない議員は淘汰されるのに・・・
非常に残念な意見だと思う。
客観的にこの局面を見ると歯車がかみ合っていないように感じるが、決して悪い事では無い様な気がする。
河村市長の公約は全く理解出来ないが、彼の出現でこんな状況が起きたのは紛れも無い事実である。