明日は民主党小沢元代表の初公判です。
これに先立ち、先日『陸山会事件』の判決が出ました。
判決は秘書3人とも有罪判決。
マスコミや野党執行部は一斉に小沢元代表の証人喚問招致を強く希望しています。
いわゆる『説明責任の追及』ってやつです。
僕はこの『説明責任』って何なのか良く判りません。
小沢元代表は一度記者会見を開き、この事件について自身の意見を述べていると記憶しています。
その記者会見以来、何も状況は変わってはいません。
変わったといえば、関連する事件で有罪判決が出た事位ですが、所詮1審の判決ですし、別件です。
それなのに証人喚問招致を要求し何を追及するのですか?
自身の状況が変わっていないのに、再度公人としての『説明責任』を要求されても理屈が合いません。
確かに元秘書3人は有罪判決が出ましたが、彼らは違反として警察に逮捕され、起訴された案件です。
小沢元代表は検察が不起訴の判断をしたものの、検察審査会が『起訴相当』と判断され、強制起訴された案件です。
これらを見ても、2つの事件の性質が全く異なる事だと理解出来ます。
報道によると、明日の公判で小沢元代表が約10分間に渡り意見陳述をするらしい。
これが一種の『説明責任』ではないだろうか?
僕はこの裁判と元秘書の裁判は、今後の日本における司法のあり方を決める重要な裁判だと感じている。