『推認』って何? | turfplan.netのブログ

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素朴な疑問や思いを書いています。

陸山会事件の判決が出て、今日の新聞はその話題ばかり。


国民が注目している『政治とカネ』に終止符をある意味打ったのかも知れない。


建設業者から多額の献金(闇献金)を受け、議員関係者が『天の声』と称す指示を促す。


そんな構図が小沢一郎氏にあるだろうという疑惑が今回の判決ではっきりした。


もし、多くの国民がこの判決を『妥当』と思っていたとしたら、本当に残念でならない。


法の裁きは決して『推論』ではないからだ。


昔から『疑わしきは罰せず』と言われていますが、今回は直接証拠が乏しい中、様々な『推測』を多用し、重要な部分を認定している。


本来刑事事件は、被告が無罪になる可能性を一つずつ潰していく作業(物的証拠など)により、被告人が有罪となるのではないか?


僕はこの判決により、今後多くの冤罪が出てくる様な気がしてならない。


だって、証拠がなくても、証人の発言や人柄を裁判官の私見で判断して、『推認』する事が出来るからだ。


たしかに国民の小沢アレルギーはあるだろう。


しかし、しっかりとした証拠もなく有罪判決が出たこの裁判は僕は不当だと感じてならない。


世論に沿った判決ありきで今後裁判が行なわれるのなら、日本は衰退の一途を辿ってしまう。