昼からも名古屋市会を視聴した。
午前中同様ごく普通の質問ばかり。
待機児童解消だとか、介護保険だとか、防災関連の質問だとか。
本当にお金のかかる話しかしない。
1人くらい行財政改革や今後の財源の見通しなどに言及する市議はいないのだろうか?(減税関連の質問者は財源について言及していたが)
今回予算提案されている金額は総額6億6000万程度。
そのうち一般財源は1億8000万程度。
議員定数の見直しとか政務調査費の見直しなど他から追求される前に、もっと行政の膿を出す努力が出来ないのだろうか?
近年の財政難を考慮すると、今までの様なお決まりの質問ではなく、もう少し切り込んだ質問が出る事を期待したい。
最後の質問にAED関連の話が出ていたが、この問題は僕も気に留めている案件なので少しだけ触れてみたい。
AEDは、近年急速に普及。命が救われたとの報道もある一方で、いざという時に使えなくて救命に結びつかなかったとの報道もある。
行政上の問題としては、
①所管が複数省庁にまたがっている事。
②国と、県や市との役割分担が不明確である事。更には自治体内での担当が一本化出来ない事。
③「命を救う」ことについてはコンセンサスが得られても、公と民間、法的責任と倫理・慈善・親切の間など、だれが何をどこまでやれるのか、やるべきなのかとの議論がある事。
などが挙げられる。
最近では文科省が『中学校学習指導要領(平成24年4月より全面実施)』の保健体育内でのAEDの講習を明示しているが、学習指導要領内の
『また, 心肺停止に陥った人に遭遇したときの応急手当としては, 気道確保, 人工呼吸, 胸骨圧迫などの心肺蘇生法を取り上げ, 実習を通して理解できるようにする。
なお, 必要に応じてA E D ( 自動体外式除細動器) にも触れるようにする。(本文引用)』
をみて朱書きの所に違和感を感じるのは僕だけだろうか?