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今日は、完全に悪い流れに巻き込まれたレッドデイヴィス号の巻き返し快進撃についてのお話。


前走では、1着入線も不運な状況に巻き込まれての10着降着を味わった愛馬であるが、私が気にしたのは「過去の降着馬のその後」であった。馬名を出すと問題もあるので伏せておくが、1位入線後降着経験馬がその後に巻き返した例は非常に少ない。G1で1着入線したような「強い馬」であっても、結果的にその後に活躍していない場合も多い。


そんな中、デイヴィス号は「怒りの重賞挑戦」を敢行する。年が明けて2011年01月09日京都競馬場メイン「シンザン記念」に新たなパ-トナー濱中騎手を鞍上に迎えての出走。このレースには、後の2冠馬(2011.10.16現在)オルフェーヴル号や桜花賞馬マルセーナ号も出走していたレースである。このレースは、京都競馬場でのレースであったが、仕事の関係で現地応援することが出来ずワンセグ観戦だった。しかし、画面に映し出されたパドック映像を見て「細い。究極の仕上げか?」と感じた。一方で、前走の内容もあってか人気はなく、私も応援しながら少し不安になった記憶がある。しかし、直前に「あのオカルト」が起こるのである。


パドックの様子を確認した私は、馬券勝負をするかどうするかを悩むことになる。そして、そのまま締め切り5分前を向けた頃、何気なく単勝オッズを確認すると、そこには「22.2倍」の文字が並んでいた。「おや?」と違和感を感じた時、ふと頭の中に浮かんだことは、「デイヴィス号の誕生日!」であった。その時点で急いで単勝&3連複を購入し、ドキドキしながらレースを観戦するのである。因みに、単勝最終オッズは22.3倍であった。


レースは、いつものように好発を決めて先団に取り付くと、先行する2頭から約5馬身離れた2番手グループ先頭でレースを進めると、西日を浴びながら最終コーナーを回ると抜け出す脚は「鬼」であった。しかし、一方でいつもの癖も出る始末。先頭に立つと明らかに気を抜いた走りに変わり、「俺、強いやろ?皆見てくれてる?」と言わんばかりの走りに、鞍上の濱中騎手も手綱を扱くも「何で?俺、1番やん」と言わんばかりの走りを続け、ゴール前はオルフーヴル号が迫ってくるも「我関せず」であった。しかし、後に明らかになるのであるが、デイヴィス号はどうやら「鞭が嫌い」なようで、調教でもそういう面を出しているようである。


とうとう紆余曲折を経て、クラシック挑戦が出来なくなったデイヴィス号も重賞優勝馬となったのであるが、快進撃はここで終わず次章に続くこととなる。そして、このレースにはもう1つのストーリーがあるのであるが、これはまた次のお話。


(つづく)