土日たっぷり休んだけれど
日曜日の夕方になってやりたいことがあふれてくる

料理したい
本を読みたい
服を買いたい
旅行に行きたい
新しいことをしたい

別に土日ぼんやりしてたわけじゃない
さっきまで家事やら買い物やらネットやらで
くるくると動き回っていたけれど

そういう日常から離れてなにか新しいことをしてみたい

日曜日の夕方になって
疲れもすっかり取れて
たっぷり時間があるような錯覚に陥る

自分の興味の赴くままにいろんなことをしてみたいと
心の泉がぽこぽこと動き出す

やっとこさ本来の自分に戻った矢先

翌日が月曜日であるというだけで
一気に現実に引き戻される

毎週日曜日の夕方はいつもこう
心の泉を開放できたらどんなにかいいだろう

仕事から帰って台所に立つ


お米をといで 

だしをとって

野菜をきざむ


あなたが帰ってくるまで一時間かそこら

手馴れた作業を淡々とこなしていく


きょう一日の出来事が

次々と思い出されて頭の中を駆け巡る


お客様の一言

上司の様子

自分の打ったメールのこと


手元の野菜がぐつぐつ煮えて

お味噌をとくころには


頭の中のもやもやはすべて出し尽くして

湯気と一緒に消えていった


大学生のとき、すてきな先輩カップルがいた


すらりと背が高く いつもおしゃれなジーンズをはいていた彼

彼女はにこにこ笑って彼のそばにおさまっていた


当時の私はふたりがとてもうらやましかった


私もあんな風に付き合ってみたいな

私もいつかあんな風になれるのかな

どうして私のそばには誰もいないのかな


あのときの私が見つめていた場所に

いま私は立っているのですね


いつの間にか彼ができて

いつの間にか結婚して

いつの間にかふたりでなかよく暮らしている


私たちを見てうらやましがっている方へメッセージ


誠実に 真面目に ありのまま生きていけば

自然と夢はかなっていくんだよ


気分が沈んでいる日

別に具合が悪いわけじゃないけれど

いまいち気分の乗らない日


ごはんも作らずに

あなたが買ってきてくれたおかずをつまんでた


今日会社であったことを

思いつくまま好きなように話す


あなたと話しているうちに

心の炎がぱっと燃えあがって

いつの間にか楽しい気分になっていた


疲れの種をちりちりに燃やしてくれた心の炎


なあんだこんなことなら

いつも通りごはんを作るんだったな




あの人と付き合っていたことを

心の底から恥じています


はじめは優しかったけど

だんだんひどいことを言われるようになり


お金にもルーズで

他の女性と会っていて


一体私はあの人のなんなのだろうと疑問だった


それでも別れなかったのは

この人と別れたら誰も私と付き合ってくれないだろうと

ひとりぼっちになるのが不安だったから


でも

この人と付き合っているよりは

一生独身の方がまだマシだと思い


やっと別れられた


悪い男と付き合っていたことよりも

自分に自信がなかったことを恥じています


昨日はコートがいらないほどのぽかぽか日和

今日は雨が降って冬の寒さが戻ってきた


ころころ変わる天気は私のよう


ちょっとしたことで笑い

ちょっとしたことで泣く


ずっと晴れててほしいのに

そんなわけにはいかないみたい


風がびゅうびゅう雨ザーザー


でも知ってるよ

そのあとは必ず晴れるんだよね


どんなにへこんでもその後はきっといいことがある

今日が雨なら明日は晴れ


そんなもんさ


もうだめなんだなと

おそろいのストラップを外した


あんなにわがままをいって彼を困らせたのだから

嫌われても仕方がない


電話しても出てくれない

もう何日も声をきいていない


よく考えたら


私よりももっとかわいい子が世の中いっぱいいる

私よりもおしとやかで賢い女性の方がいいに決まってる


私なんて

私なんて彼の隣にふさわしくないんだわ


諦めようとして

でも諦められずに未練たらたらな数日間


突然彼が会いたいと言ってきた


いよいよ別れ話をするんだなと

せめて泣かないようにしようと決めて会った


今度旅行しようよ


彼の手にはストラップのついたケータイ

涙がこぼれ彼が驚いていた


心が凍っている


常にわくわくしていた子供時代に比べ

私の心はカチカチに凍ってしまった


でもこのままの方がラク

凍ったままなら悲しみも怒りも感じない


近所の公園で鬼ごっこしていたときの

ゴムまりのように弾んでいた心になりたい


嫉妬や不安という感情を知った今

完全にあのときの心には戻れないけれど

もう一度心をあたためてみようか


雪がとけたよもう春だよ

うぐいすがそう言っている気がした



久しぶりに読んだ本に

いいことがたくさん書いてあった


むかし確実に読んだ本だけど

こんなこと書いてあったっけ

こんなにためになる本だったんだ


一体何を読んでいたのだろうと

当時の自分を疑う

幸せは待っていてもやって来ない

自分からつかみにいくんだ


そういう類の言葉は高校生のころから知っていた


二十代半ばにもなって

ずっと待っていたことに気付いた