もうすぐ黙祷ですね。
少し前の話を書きます。
震災後の翌朝、避難所から帰る道すがら、
様々な家屋倒壊や流された車、ガレキの中を歩いてきたため
私は「築26年のアパートが倒壊していたらどうしよう、浸水していたら」
と恐れていました。
しかし、
古いアパートですが
耐震構造で鉄筋コンクリート8階建てが幸いし、
建物の横幅が長いため、なんとか無事でした。
私は5階なので津波被害も少なく
内外あちこちヒビが入っていましたが
浴室の換気扇と洋間の立てつけを直してた程度で済みました。
ところが…
2年前に和室で寝ている長女から
「天井にシミがあるよ」と聞かされました。
そのシミが大きくなってきている、とも。
吹き抜けの窓際近く、小さなシミだったので長女が関東に進学し、
空き部屋になった和室の天井のことは忘れていました。
ある日、畳が濡れていることに気が付きました。
「これは…?」
天井のシミが大きくなり、
照明を伝ってポタポタと水滴が垂れていたのです。
上の階に電話しても、水は全く使っていません。
不気味に感じましたが対策としてバケツを置きました。
翌日、大雨に降られて夜パートから帰ると、
ポタポタが数か所に増え天井のシミは
窓際から部屋中央に大きく広がっていました。
「雨漏りか!」
震災で外壁に入った亀裂が
度重なる余震で深くなり、雨水が少しずつ入り
月日を経て限界に達したのでした。(つづく)