4月2日(木)
私はお蕎麦を食べる時は鴨せいろ以外は注文しない。
子供の時からずっとそう。
家族でお蕎麦屋さんに行くと祖父も、父も・・・兄も母も全員揃って注文は「鴨せいろ」(笑)
温かいお蕎麦は絶対に食べない。
蕎麦はうどんほど太くなく、またつなぎがないから水分をすぐに吸い込んでしまい、蕎麦のコシや味が失われてしまう。それでは蕎麦の意味がない。
・・・と、南軽井沢にある蕎麦屋のご主人の高津さんから小学生の時に教わった(笑)
鴨せいろは暖かいそば汁で食べるので、汁に蕎麦をつけたらささっと食べる。
鴨せいろの歴史は意外と新しく、昭和38年に銀座の長寿庵さんが考案したと言われている。
その頃は温かいお蕎麦か冷たいざる蕎麦しかなかったみたい。
冷たいお蕎麦に暖かいそば汁という組み合わせがなかったそうです。
当時の社長がざる蕎麦を食べていたら、そば汁をこぼしてしまった。
隣で「鴨南うどん」を食べていた娘の汁に蕎麦を入れて食べたら・・・うまい!となったそうです。
その鴨せいろ、私のNo.1は日本ではなく、NYにある。
そこはManhattanのSOHOにあるHONMURA ANだった。
NYで有名な百貨店のBloomingdale'sのサブマネージャーJanetとよく通ったなー。
なぜ過去形かと言うと、2年前にSOHOから姿を消してしまったから。
うちが取引しているNew Jerseyにある肉卸会社のCEOの話だと「東京にある本店のお父さんが倒れたらしいよ」との事だった。
SOHO店は東京・荻窪にある本店「本むら庵」の御長男が経営されていたらしい。
本店も食べたことがあるけど、SOHO店が一番美味しかった。
タモリさんもお忍びでよく行くらしい練馬の「野中」や「蕎麦上人(そばしょうにん)」でも鴨せいろを食べたけど、SOHOの「HONMURA AN」が一番。
その理由は水の違いじゃないかと思う。
鴨肉も関係しているかも。
結局よくわからないけど(苦笑)
NYで3月にオープンしたラーメンの一風堂も東京の一風堂より美味しい。
一風堂池袋店のしんちゃんの話だと「水が違うからじゃない?」との事。
私と同じ事を言うNY帰りのお客さんも多いと言ってた。
鴨せいろも同じなのかも。
ちなみにSOHOにあった「HONMURA AN」は、その後六本木ミッドタウンの裏に再出店した。
六本木ミッドタウン裏に再出店!
久々に食べに行ったけど・・・蕎麦が美味しくなかった。
のびちゃっていて・・・最低
これにはがっかり
どうしちゃったのーーー

ただ、鴨せいろのそば汁だけは美味しかった!
そば汁はここが一番。
ちなみに白金通りのお蕎麦屋さんさくらさくら
今はここの鴨せいろが一番!
蕎麦の香り、コシ、ゆで加減、そして鴨蕎麦汁、全てのバランスが整っている。
さくらさくらの鴨せいろをすすりつつ、今は無きSOHOのHONMURA ANを想い出す。
あぁぁ・・・世界は惜しいお店を失ってしまった。
【HONMURA AN】
■住所:東京都港区六本木7-114-18
■TEL:03-5772-6657