キャベツ先輩 | 元漫画家森沢としおボロボロのエリミネーター買いました

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Rono☆Cro キャベツ先輩

ビジュアル系バンドのRono☆Croが今年の4月で解散します。

まだ見に行ってないのに!

どんなバンドにも一曲ぐらいはこれ!っていう曲があるもんです。

その中でこれ!っていうがこの曲。「キャベツ先輩」

なぜかって?

他のバンドがこの曲をコピーしています。

なんでこの曲が?って思われるでしょう。

ちゃんとMVにもなっているような曲があるのに、MVにもなっていない曲に?

キャベツ先輩って、朝から晩までキャベツの千切りをしているというだけの歌です。

「キャベツ先輩」きっと、好きな人ができて、彼女のために料理人を目指して、夢に燃えているのでしょう。

インディーズバンドの人達って、アルバイトをしながらバンドをやっている人もいる。

キャベツ先輩って他人事じゃないなって思います。

夢に燃えているけど、バンドを辞めたら、キャベツの千切りをして料理人になる人もいるかもしれません。

年齢が高くなってしまうと、水商売しか雇ってもらえませんから。

阿佐ヶ谷や新宿の飲み屋さんには、バンド崩れの店がいっぱいあります。

Rono☆Croはすでに一人、家業を継ぐために辞めています。

たぶん、いい思い出が出来たから卒業していくのでしょう。

この歌を、他の素人バンドがコピーしているところを見ると、やっぱりバンドをやっている人達は、このひたすらキャベツを切っている先輩の姿に共感するのかもしれません。

と言いながら、毎日百均で買ってきたキャベツの千切りにドレッシングを掛けて食べてるアタシです。

たぶん、これはきっと機械で千切りを作っているんでしょうけどね。

きっとボーカルの女性はロノクロが好きなんでしょうけど、伴奏のギターの人はこの曲を知ってるのかな?


脱線します。

15年前に、新国立劇場の「トスカ」や「椿姫」に助演として出た時、昼間は稽古。夜中にアルバイトに行きました。

ウエイターとして入ったのに、半年間ずっと、皿洗い。

その時はあたしは42歳でした。

20代後半の料理人が、仕事がきちっとできないからいつまでたっても、皿洗いなんだよって言う。

何様?

幡ヶ谷の●ニーズは、調理済みの食材を、チンカンポン!で出してるだけで、調理とは言えないでしょう?

あそこの料理人はいつも怒鳴ってた。

料理人って頭のおかしな人が居る。

縦社会だから、下の者を苦しめててもなんとも思わない。

怒鳴り散らして、お客に聞こえるだろうとヒヤヒヤしてました。

大体皿洗いと言っても、洗浄機jに放り込むだけだから、誰だってできる。

夜中の暇な時にはトイレを掃除し、駐車場に散らばっているタバコの吸殻を集めに行く。

結局、いつまでたってもウエイターするつもりがないようなので辞めました。

本当に、半年間、すっかり騙されました。

どこのファミリーレストランも、若い人しか働いていないでしょう?

それは、老人=汚いって思い込みがあるからですよ。

アメリカでは、年寄りもちゃんとレストランでウエイターで働いてるって聞きます。

若い人だけしかいないってことは、最初から年寄りを雇う気持ちがないんですよ。