今から1年前の2023年4月21日、初のアルバム『』を公開致しました。

https://youtu.be/LIbo1smI1d0?si=SzWsO5R2gZ5a0PW9


( ≠ → Not Equal )




制作開始から公開までのおよそ3年間

本当に色々なことがありました。


体調が優れない日

制作が行き詰まった日

逆にモチベーションMAXな日


そして何より、制作陣の方々によってこのアルバムが完成したので私ひとりでは絶対作り上げる事が出来ない作品でした。

本当に感謝しております。


公開からおよそ1年が経ちましたが、

アルバムに収録されている曲の制作秘話についてそろそろ話してもいいのかなーって思いブログにまとめました。

全曲はまとめられないですが私が作った曲を中心に制作秘話をお話致します。




・Not Equal

アルバムの表題曲の作品です。

この作品はアルバムの仕上げ、言い方を変えれば主人公的存在の重要な曲なので1番最後に作り上げた楽曲になっております。

このアルバムのタイトルについては2021年末から考えていたもので、トラックメイカーからシンガーソングライターという肩書きを変わるにあたって


あの頃の僕は僕じゃない


というキーワードから制作に至りました。

さらに当時の自分の人生の思いもかけて歌詞を制作したので意外と作詞は時間かからなかったです

この曲が完成した時は開放感に満ち溢れていたのは今でも鮮明に覚えています。





・マフラー

『マフラー』に関しましては2021年夏にはトラックが90%完成状態でした。

元々はボーカリストの方に歌っていただく作品だったので歌詞以外は予め制作していた状況だったのですが、アルバムを作るに当たって自分用に歌詞を考え制作しました。


クリスマスの記念日、恋人から貰ったマフラーを今でも大切にしながら夜の都会を2人で歩く』というテーマで制作しました。

自分の感情もかなり入っています。


1番の歌詞は2022年頃には既に完成していたのですが2番は1年程かかってしまいかなりブランクが空いた作品となっております。

余談ですが歌詞を作る前、『ネックレス』という仮タイトルで作っていました。





・Interlude

アルバムだと40分以上私の歌声がずっと入ってるので、息抜き程度にインスト曲を入れてもいいのでは?と思い制作しました。

この曲は当時コロナ陽性になり1週間ほどホテル滞在でずっと1人だった時に作った作品です。

言うなれば1週間で完成した曲になります。


GarageBandのサウンドパックのみで制作しており、本格的な電子音楽はしばらく制作してなかったので歌詞がないインスト曲という事もあり、楽しく制作する事が出来たと思っております。


個人的には最後のパートはフェードアウトせずに何か音を組み込んで綺麗にフィニッシュすれば良かったと後悔してる作品でもあります。





・一匹狼

(私の師匠) スケッチさんが編曲を担当した作品です。

今では私の代表曲的な立場の曲になっておりますが、制作も結構苦労した思い出でした。


初めにスケッチさんからトラックが届き、それに合わせて私がメロディーと歌詞を作っていくという今までとは異なる作曲方法でした。

『KーPOPよりの音楽』というテーマを元にメロディーを作ったのですが、そもそもKーPOPにそこまで詳しくない私はKーPOP音楽を聴きながらメロディーを作りました。

ラップよりの細かいメロを参考にし、16分音符を適度に使いながら制作したのでその分歌詞にはかなり時間がかかってしまいました。


一匹狼 = 私の生き様


というテーマを掲げながら自分は孤独な人生だ…誰も頼ってはいけない…皆の考え方が分からない…

私は一匹狼だ。と私は当時精神が不安定な状態だった事もあり、少し暗い感情になりながら制作致しました。

ですが完成版を聴いた時はかなり喜び、はやく皆の元に届いて欲しいという思いでいっぱいでした。





・新世界

この曲は当時の私の感情が鮮明に伝えてある楽曲だと今改めて聴いて感じました。

制作を開始したのが2020年5月、当時はコロナ禍真っ最中という事もあり、生活が180度変化した時期でもありました。

それに伴い、仕事やプライベートなどの生活環境が変わり、今まで生きてきた中で1番精神的に辛かった時期でもありました。


そんな中終電間近の仕事帰り、大阪環状線に乗りいつもの定位置から眺める通天閣が緑色になり、はたまた黄色になりいつも見ている景色も環境が変わってるのかとしみじみ思い感じました。


こんな新しい世界がいつまで続くんだろう…

いつになったら元に戻るのだろう…

と四六時中考えた時期にこの曲を作りました。






改めていろんな思い出や当時の人生が詰まった作品『』ですが、公開から1年が経ちました。

私だけではなく、上記以外の曲を制作して下さった方々や、聴いて下さった方々には本当に感謝してます。


次のアルバムももう少しで完成予定なのでお楽しみください。



師走でした。