頭部放射線治療3日目 | 肺がんぶっ飛ばし日記

頭部放射線治療3日目

昨日の放射線治療の後は、放射線酔いも、頭の軽い痛みもなかった。看護師によれば、眠りにつくことができないのも副作用の一つだというが、昨日はわりと健やかに眠りにつくことができた。放射線治療の初期段階としては割りとスムーズに始まることができたといえるであろう。それにしても頭部の放射線治療は胸部の放射線治療に比べてダイレクトな感じがする。「放射線があたっている」なあと感ずるのである。


脳の癌は頭部CT検査ではっきりとその存在が知れたが、頸部、腰部には、はっきりと癌が転移したという証拠はない。しかし、頸部はほぼ毎日の弱い痛み、腰部は1週間に1度程度激痛が走った。そういうわけで、頭部の放射線治療が終わってからは、順番はともかく頸部と腰部に放射線を当てるという話が進んでいる。抗がん剤治療は、放射線治療がおわってからである。


夜眠れないことは辛いことである。がんとわかる前は、酒を呑み、酔っ払って眠ることができた。これはかなり確実な方法である。しかし、抗がん剤治療では肝臓に負担がかかることから、飲酒をとめられている。私の場合、ちょっとだけというつもりでも沢山呑んでしまうのが確実なので、全部止めてしまうことにしたのである。これは私にとってはかなりきつい選択であるが、大事な決断でもある。


酒を呑まないで楽しいことがあるのかというと結構楽しいこともあるのだ。要は気の持ちようが大事ということである。私の場合はタバコを吸わないので、その間手持ち無沙汰になる。酒を呑まないので何か口寂しい。そこで飴玉を舐めたり、ガムをかんだりしている。色々な飴を試したのだが、好き嫌いがあることがわかった。何と蒸し懐かしいニッキ飴が調子が良いのである。こんな時でも人生回帰してしまうものなのか。