放射線治療が終わる。
年明けの騒ぎもそろそろと終わろうとしている。私の治療に変化が見られようとしている。まず、放射線治療であるが、今日の午後に行ったものが最後の一回前。つまり、明日で最後だということだ。合計で30日照射をやったことになる。放射線科の先生、技師の方ご苦労様といいたい。
放射線治療で一番厳しかったのは、食べ物を飲み込むときに痛かったことだ。これは照射をやり始めて1週間ぐらいしてから始まった。始まってからずっと、軽くなることはなかった。その代わり、物がて食べられないほどきつくなることはなかった。それがありがたかった。看護師からは、ご飯をやわらかいものに変えようかとか、暖かいそうめんにしましょうかという提案があったが、わたしは普通のご飯にこだわった。そのほうが食欲が落ちることを防げるという思いからだった。
放射線治療事態は単純な作業の連続だし、体が痛くなる副作用は喉を除いてなかった。そのことは幸いだった。また、この治療を通じて、放射線技師の自分の仕事に対する誠実さも知った。この病院にいる多くの職員がこのような仕事をしているのであろう。
次に待っているのは新しい治療である。TS1という。1回やり終わるのに6週間かかる。これを2セット行う。つまり12週間である。まだ、言い渡されたばかりでこころの準備はできていない。終わるのは4月に入ってからか。新しい治療に入る前に血液検査、尿検査、心電図などの検査を行うという。新しい治療に移る前に現在の状態を知っておきたいのだと思う。