今年最後の治療 | 肺がんぶっ飛ばし日記

今年最後の治療

今日28日は、今年最後の治療(放射線治療)だ。今、放射線治療も第2段階にあり、斜めからの照射と頸部の真上からの照射を行っている。昨日の放射線科の医師の診断で、頸部の照射は今日までということになった。来年の治療は1月4日から始まる。したがって、年末・年始の休みは今日の放射線治療後から、1月3日までとなる。

これまでの治療を総括してみよう。治療は生検後の抗がん剤治療から始まった。前日の予備点滴を含む計4日間の大量の点滴、それから1週間後の点滴、白血球増加のための注射、注射による痛みを抑える座薬の使用、また、この間月曜日から、金曜日まで続く放射線治療である。これまででも道半ばというわけに行かない。3月まで治療計画がある。

しかし、年末のこの治療を終え、正月を迎えれば、3月までの見通しがつくように思える。時間が進まないと先は見えないものだ。内科の医師にはその全体像が見えるのかも知れないが、私は患者であり、医学的な知識も薄い。だから、具体的な治療計画を明確に示してもらっても、時間がたちあと、これこれをするのだと思っていなければ先は見えない。いま、その出口が見えてきたような気がする。

世の中ではいろいろなことが起こる。テレビでは山形の列車脱線事故の詳細を報道している。病気でなくとも人はこのように死んでしまう。事故死ほど突然のできごともまたないだろう。私は私にできることを着実にしていけば良いのだ、それが私の道を作る。私の生き様を決めて行く。私には明日があるのだから、今日を一生懸命生きなくてはいけない。