一昨日、ドタキャンの衝撃を胸に抱えたまま、スーツに着替え、お客さんを空港にお迎えに。


夜11時頃に安慶に戻り、食事(こないだ、百灵と行った店)をしてから、

足ツボマッサージに連れて行き、その日はお開きです。


さて次の日に、お客さんをホテルまでお迎えに上がり、朝食を取ってから、事務所へ

会社紹介を軽くしてから、このお客さんに納めている商品を製作している工場へ。


工場見学を終え、色々と改善提案を頂き、昼食へ。


その後、客さんと同行してきている日本CGC貿易の社員は姜堰に向かう予定でした。


私の予定としては、お客さんを見送った後で、事務所に戻る予定でした。


が、しかし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


姜堰で待っている日本CGC貿易の社長から、


「お前も車乗ってここまで来て。」


は?


第一に、

私は、出張の用意は一切しておりませんので、仕事用のシステムブック以外は何も持っておりません。

第二に、

ここから、姜堰まで6~7時間掛かります。泊まりになりますが、服など準備しているわけがございません。

第三に、

私が行かなければならない理由はなんですか?


「接待要員」


と言う事で有無を言わせず、車に乗せられ、姜堰まで。


到着するなり、晩餐が始まる。

だんだん、呼ばれた理由がわかってきた。

社長が同行している客がやたらと酒が強いのだ。


しまいには、ビール30本、白酒3本開いてしまいました。


その後お決まり、KTV(クラブ)へ。


野郎7人くらいに女の子、15人くらいが着いていて、皆さんご満悦のようでした。


だがしかし!!社長の客(55歳)がダダをコネ始めました。


「おい!○○っ!!」 (○○はおれ)


「はい!なんでしょう?」

店内は薄暗く、音楽が馬鹿でかい。


「この女わしゃ、好かんのじゃ。捨てて来い。」

結構可愛かったのに。


「分かりました。では他の子を呼んできますのでまた選んでください。」

「おう。早ようせいや。」

「はい、お待ちください。」

部屋に新たに、12、3人の女の子を並べ、選んでもらう。

「あかん、どれもブすやないか!もっとましなん連れてこんか!」

「社長、どういったのがお好みですか?自分が選んで連れてきますんで。」

「15歳。」

「は?」

「15歳くらいの若いの連れて来い。」

「か、かしこまりました。」


おいおいこの変態野郎。息子20歳ってさっき言ってたよな?


とは言えず、マネージャーに確認すると、「18以上しかいない」とのこと。


女の子の控え室に行き、一番童顔で幼いのを選んで、連れて行く。


「社長、お待たせしました。14歳です。」

「ん?おおう。ええやないか。」

(中国語が出来ない客にはこう言うウソは良く使います。)

「わしこれ連れて帰るわ。」

「分かりました。社長、現金中国元でお持ちですか?交渉・・・・・・・・・・・・


CGC貿易の社員は全滅。(酔ってて仕事にならない)


一人でその場をきりぬけ、やっとお開きに。


お客さんと女の子をホテルまで送り、潰れた日本CGC貿易の人間をベットに放り投げて、

ふっと息をつくと、なんだかたまらなく悲しくなってきた。


昨日は少し、ドタキャンの後遺症も残ってたのかも知れないが、

自分のやっている事が、あほらしくてしょうがなく、

日本人の人間としての価値の低さにやり切れませんでした。


なんで、あんな事で仕事が取れんだ?

バカか?あいつら。「15歳」だと?

クズが。

日本人が中国人より無条件で偉いとでも思ってんのか?

どんな、脳みそ回転方法使ったらそんな答えが出てくんだ?



朝は別の場所向かう同僚と6時半のバスに乗り、無錫に行き、

無錫で別件で動いていた、姐御と頭と合流し、先ほど、安慶に辿り着きました。


今晩はまたS水さんに呼ばれてますので飲みに行ってきます。

今日は、こないだヒールでおれに蹴りを連打した女の店のオープン記念だそうです。