ふい~昨日はホントにハードだったわ。


朝5時に北京から飛行機で合肥に戻るため

ホテルでチェックアウトをしている時。


本日一個目の出来事


姐御がチェックアウトの手続をしていると、

突然叫びだした。


「これで、罰金だって言うの!!ふざけないで!!」


ロビーの外が画廊のようになっていて、

高校生か、オバちゃんたちが趣味で描いたような

うんちみたいな絵をぶらぶら眺めていたおれはビックリした


姐御はカウンターの上にあった計算機や雑誌を振り回しながら

今にも受付の女の子に殴りかかりそうだった。


慌てて止めに入ると、

「このアバズレが、あなたが部屋で使ったタオルに

 このシミがついてて、このせいで罰金を払えって言うのよ!」


あ、アバズレって・・・・・


よく見ると直径1cmくらいの黄色いシミがあった。


飛行機の時間が迫っていたので

「おれが払いますから、もう行きましょう。いくらですか?」

「お金の問題じゃないのよ!!!」

「はい、すいません」


失敗した。

その後、15分くらい姐御は女の子に文句を言いつづけ、

最後は結局そのタオルを女の子に投げつけて

「行きましょう。」

となった。(罰金は10元、130円)


ふい~


北京空港で二つ目の出来事


姐御が身分証明書を無くしたのだ。

中国人はこれが無いと国内でも

飛行機も乗れないし、ホテルも泊まれない。

これは、ホントに大変な事なのだ。

日本人が海外でパスポートを無くしたに等しい。


姐御真っ青。

「ちょっと待ってて。」

俺を残し、猛ダッシュでどこかに駆けていった。


25分後くらに戻ってきた姐御はニコニコ。

ふい~問題なく取れたのね。


「さすが北京、安慶だとこうはいかないわよ。」


での俺の脳裏には身分証明書のカウンターの

お姉ちゃんの泣き顔が目に浮かぶようだった。

きっと、もの凄く無理を言ったに違いない。


無事、合肥空港に辿り着き、

迎えに来ていた社用車で安慶の事務所に戻り、


昼飯食ってからそのまま仕事。


6時から卓球をし、7時半に帰宅。


洗濯をして、ゆっくりしていると、

S水さんの取り巻きの中国人女性から電話。


「いまどこ?なにやってんの?飯食ってるから今すぐ来て。」


はいはいはい行きますよ、行きますよ


店につき、息つく間もなく、「カンパーい!」


はいはいはい飲みますよ、飲みますよ


結局、ビール、4,5本飲まされました。


お開きになったとき、その中国人女性が

「ありがとう」と言いながら握手を求めてきたので、

冗談でその手を叩いてやった。


本日三つ目の出来事


酔っ払ってたその女性はおれの首根っこを掴み、

ヒールで蹴りを連発してくる。


それがイタイことイタイこと。

S水さんが必死で止めに入ってくれたから良かったものの、

あのままでは青あざでは済まなかったでしょう。

「次は今週の土曜日ね」

と言いながらその女は帰って行った。(いきたくね~)


さて、夜二時ごろS水さんを家の前まで送り、

おいらは安慶No,1クラブまで行き、

仕事終わりの彼女達を拾って再び食事へ。


本日四つ目の出来事


この食事は今日の昼間に決定したのだが、

この女友達二人は一緒に住んでおり、

同じ店に勤めている、いわば大親友なのです。


この二人とは最初、おれがその店を仕事の接待でよく

使っており、年齢も近いことから、すぐに友達になった。


その一人、源氏名「夢雲」が次の日の朝の列車で

上海に行ってしまう。

いつ帰れるかわからないと言う。

しょっちゅう三人で遊んでいて、

そのうちに、もう一人の女においらが

惚れちゃったりしたもんだから、

本当に、いろんな事があった。楽しかった。


食事をしながら彼女達は、

「泣きながら電話してこないでよ」

「あんたこそ止めてよね」

「朝ご飯はちゃんと食べなさいよ」

「アンタの朝ご飯は毎日あたしが買ってきてたんでしょうが!」

「明日から毎日一人でいなくちゃいけないの?」

「○○が居るから大丈夫よ」 #(○○はおれ)

「○○の家から店にかよえば?」

「おう!こいこい!そうしろ。」

「遠いから嫌よ。」

「じゃあ、あたしが安心して上海に行けないじゃないの」

など、二人ともほとんど半泣きで話していた。


この二人は本当に仲がいい。

普通の友達と言う感覚とは少し違う気がする。

絆が、繋がりが本当に深くて強い。

おれがこの二人に参加して一年くらいだが、

その何年も前からこの二人は一緒に

色んなことを二人で乗り越えてきたんだろう。


二人が離れなければいけいけないのは何でだ?

二人で一緒に上海に行くか、

どっちも安慶に居ればいいじゃないか

と思ったが口には出せなかった。

彼女達に悪い気がした。

その後彼女達の家で少し飲んで帰った。


中国に来て初めて本当の人の繋がりを感じた日でした。