安慶滞在も3ヶ月となり、
安慶合弁会社グループの一つ、ABP工場から
CGC川貿易にヘッドハンティングされる運びとなりました
ABPの社長であるS水さんに事情を告げると快く、
「そのほうがお前のためになるかも知らんな」っと言ってくれた
本当にお世話になりました。
といっても何度も一緒に酒を飲み、
そのたびに吐いてぶっ倒れるまで飲まされる。
この関係はこの先もずっと続く。
実は、辞める前からABPの仕事が終ると、すぐCGC貿易に向かい、
日本語の翻訳の手伝い、
日本語の先生、
中国語の授業を受けたりと、毎日通っていた次第であります。
(食事をご馳走してもらうのも大きな目的の一つ!)
すなわち社内営業を開始していたのです。
(給料はもらってなかったから、二重契約にはならないよね?)
CGC貿易を紹介しますと、
日本の独資会社で
社員128名、(内、工場70名)貿易商社のほかに、
船舶エンジン関係の油浄化ユニット、その他船舶製品、板金製品を自社生産する。
日本の親会社はH産業という船舶用のポンプなどを扱い、
現会長が一人で立ち上げた会社がCGC貿易という貿易会社を買収し、
四国は今治に本社を構え、支店を神戸に持つ。
自社製品の製造コストや、貿易商品の工場管理などの必要性から
社長(33歳、男)が中国は安慶に独資で5人から会社を設立し、
五年でいまの128名に膨れ上がった。
貿易商品は多種多様な物に発展し、「何でも屋」の異名をとる。
特に、船舶関係、機械部品、製鉄製品、鋳物、などで、大手商社が
手を出しても絶対儲けにならない部分をつき、順調に業績を伸ばしてきた。
現在、ウチの秘密兵器は「ゴミ袋」
安慶でその頂点に君臨するのが、姐御こと
安慶CGC貿易有限公司
総経理 陳曉麗 38歳 (女)である。
入社日にはパソコンも机も準備されており、
ここで、の~んびりしながら中国語と貿易の勉強をしていこう、
と考えておりました。
ところが!
そんな甘~い考えは一瞬で消し飛ぶことになります。
日本人が一人も駐在していないこともあり、
会社勤めもまともにした事の無い私に、姐御が与えた仕事は
①社員通訳10人の教育及び管理
②日本の親会社とのやり取りの情報管理
(国柄、習慣が違うためすぐ喧嘩になる。それの仲介役)
③マスコット:出張、接待、会議、営業とあらゆる場面で
ニコニコしながら酒を飲んだり、お世辞を言う
④人事(私がどの派閥にも属さないため)
⑤姐御の秘書的(付き人?)業務
⑥営業(日本人ブランド力?あんのか?)
⑦貿易商品のひとつの工場管理(勉強のため。らしい)
⑧本社からのクレームや要求に対する対応
⑨お客さんに対しての中国式夜の接待(法律違反、犯罪になります)
だれかこの仕事の名称を教えて!!!!
(これで、給料は月1000元です。約13000円です)