さて、オレの処遇を決める会議が物々しく開かれた・・・


オレに指を刺し罵声を浴びせる役員達。


「こんな中国語もなにも出来ないヤツを雇ってどうするんですか!」

「雇う必要はありません!」

「私はこんなヒゲ面と仕事をしたくありません!」

「とっとと日本に帰りやがれ!」

「私は納豆にマヨネーズを少し加えます!」

中国語の全く出来ないオレにはこう聞こえる。

自意識過剰で半泣きになってうつむいていると、



満場一致で、「検品、梱包、出荷部」 に決定!!!!


は?


「O田君、じゃあ早速これに着替えて」 と、S水さん


は?


いいんですか?雇ってもらえるんですか?


おいおい泣きながら(ウソです)


みんなと同じ緑色の作業服に着替え、「検品、梱包、出荷部」へ


さて緊張しまくりです。


みなさんの目が真新しい緑の作業着を着た、

ヒゲ面の気持ち悪い日本人に突き刺さるのです。


なんか言ってるんですけどわかんないんです。


作業を中国語で教えられるがわかんないんです。


見よう見真似しか出来ないんです。


パニックです。


「た、たすけてS水さ・・・・・・・・??」


いねえよ!どっかいっちゃった!


みんなの目が突き刺さるのです。