トイレで壁につかまって辛うじて立っている私...
看護師さんが来て、一生懸命指示してる
座って!
この床にべたっと座って!
いいから、座って!
(座れないんだよ、痛すぎて←声に出ず)
この床、キレイだから大丈夫座って!
(だから、キレイとか関係なくて...)
(立ってるのもきついし、動くってこと自体が)
看護師の口調がどんどん荒くなってくるので
仕方ないな....と、痛いのを我慢して
床に座ることにしました。
唇の色も変わってるし、このままでは
気を失って、倒れて頭打ったりすると危険なので
座ってもらいました。
暫くすると、回復するでしょう....
大丈夫ですか?
星も過ぎ去り、暗闇も明るくなってきたので
二人に抱えられてトイレに座りました。
おしっこなんか出ませんよ~
と言っていたら、看護師さんの言うとおり
溜まっていた小水が....
はあ、とりあえずトイレミッション終了。
次はベッドに戻るのが待っている。
病室内のトイレからベッドまで
お腹を抱え、支えられ
足を上げて、ズリズリしながら寝るまで
何分かかったがわかりませんが、激痛と戦いながら
かなりの時間を掛けました。
が、しかし、どうにかトイレにいけることが分かった私。
夫が家に犬の散歩に帰っている間に襲われた尿意
看護師には部屋の中で歩く練習しておけば回復早いですよ
などと言われてたので、一念発起して一人トイレ
1
上半身を起こすなど到底上級すぎて無理なので
まずは、ベッドの電動リクライニングを使って
上半身をできるだけ起こす
2.
ベッドの足元までズリズリを腹這いならぬ、尻這いをして下りる
3.
足の先をベッドの横に下ろすため、方向変えるが
やはりズリズリ
4.
手をついて、どうにか足を床につける。
片足ずつ負荷を掛けてみて、大丈夫そうか試す。
お腹の傷を支えながら、足を動かす度に
ピキーっ!! ズキー!!
ピキピキー!!と走る激痛に耐えながら
一歩.... 一歩... すり足でトイレに行く
5.
トイレに座るのも一苦労
手を突いてゆっくり、腹筋を使わないように座る
6
用を済ませたら、拭く作業が待っている
後ろから拭いても、前から拭いても痛い
...が、前だとやや前のめりになるので
後ろの方が少しましのようで
とはいえ、後ろだとやや体の角度を変えるので
それも痛い。
どっちにしても痛い。
7.
立つ。とにかく壁、トイレットペーパーのケース、ドア
ありとあらゆる手を付けるところは利用する。
ベッドまで辿り着いたけども、
足を上げることもできない。
イスを引きずって足掛けにし、
ベッドサイドに腰をかけたが、それ以上身動きができなくなった。
もちろん激痛のせいだ。
泣けてくる~
夫がいないが、携帯を取るには動かなければならず
電話もできない。
腰をベッドにかけ、足はイスにかけたまま
痛すぎるので、涙を流しつつ
夫の帰りを待つ。
動けないので、することもなし
テレビのリモコンも触れず
携帯もいじれず
約1時間が経過したと思う。
帝王切開の痛みってこんなんだったのか。
楽チンだと思った自分を悔やんだけど
腹水盆に返らず....
後の祭り....
もう痛みが無くなるという1ヶ月後までどうやって我慢するんだ?と
嘆くしかなかった。