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先月、ブルーノートへブランフォード・マルサリス(のカルテット)を聴きに行った。
ブランフォード・マルサリス(サックス)、ジョーイ・カルデラッツオ(ピアノ)、エリック・レヴィス(ベース)、ジャスティン・フォークナー(ドラムス)
今回、ジョーイ・カルデラッツオがなんらかの事情でライブに間に合わず、結局、5日間の公演の、最終日になって、ようやく姿を現したのである。
ジョーイ・カルデラッツオ不在の間、日本人ピアニストが交代で代役をつとめていて、聴いてみたけど当然ながらカルデラッツオ独特の表現とは全くちがうものだった。
急遽代役を任されたほうも、きっとたいへんだっただろうなあ、と思う。
けど、レギュラー・メンバーであるワッツとカルデラッツオが居ないマルサリス・カルテットって、肝心なリズム2人が代役のバンドって、いったい、一体、何なんだ。
マルサリスさえ居ればマルサリスのバンド、ですか。
リーダー無視して聴きに来る客も、中には居るのにね。
ジェフ・ワッツの代役であるジャスティン・フォークナーに関しては、確かまだ18か19歳という事で、これでもかと雄々しく、目線は常に前方を見据えていて、他パートへと食い入るように向けていたのが印象的なドラマーだった。
1曲目は、新作のアルバムから1曲目「The Return Of The Jitney Man」。
ブランフォードは意外にも、アゲアゲ。激しく吹き倒した。意外。(その後はいつも通り)。
この曲は、(不在の)ジェフ・ワッツ作である。とてもいいお席を案内して頂いた私。周りをちらっと見回したら、客は盛り上がっているようだった。
そしてこの曲は、(不在の)カルデラッツオの最も長いソロが聴ける1曲でも、あるのだ。
ブランフォード・マルサリス(サックス)、ジョーイ・カルデラッツオ(ピアノ)、エリック・レヴィス(ベース)、ジャスティン・フォークナー(ドラムス)
今回、ジョーイ・カルデラッツオがなんらかの事情でライブに間に合わず、結局、5日間の公演の、最終日になって、ようやく姿を現したのである。
ジョーイ・カルデラッツオ不在の間、日本人ピアニストが交代で代役をつとめていて、聴いてみたけど当然ながらカルデラッツオ独特の表現とは全くちがうものだった。
急遽代役を任されたほうも、きっとたいへんだっただろうなあ、と思う。
けど、レギュラー・メンバーであるワッツとカルデラッツオが居ないマルサリス・カルテットって、肝心なリズム2人が代役のバンドって、いったい、一体、何なんだ。
マルサリスさえ居ればマルサリスのバンド、ですか。
リーダー無視して聴きに来る客も、中には居るのにね。
ジェフ・ワッツの代役であるジャスティン・フォークナーに関しては、確かまだ18か19歳という事で、これでもかと雄々しく、目線は常に前方を見据えていて、他パートへと食い入るように向けていたのが印象的なドラマーだった。
1曲目は、新作のアルバムから1曲目「The Return Of The Jitney Man」。
ブランフォードは意外にも、アゲアゲ。激しく吹き倒した。意外。(その後はいつも通り)。
この曲は、(不在の)ジェフ・ワッツ作である。とてもいいお席を案内して頂いた私。周りをちらっと見回したら、客は盛り上がっているようだった。
そしてこの曲は、(不在の)カルデラッツオの最も長いソロが聴ける1曲でも、あるのだ。
2005年、当時19歳でファースト・アルバム"Eldar"を発表したエルダー(ジャンギロフ)。
今夏リリースされた、最新作の"Vietue"です。
今回のアルバムでは、曲によってPianoに加えてKeyboardsも多く使っていた。エルダー節・・めまぐるしい鍵盤の早弾きに、複雑なリズムと、プログレッシヴな展開の楽曲が収められている。テクニカル・フュージョン的な雰囲気を強く感じさせる作品だった。ただし、合間には全アコースティックでトリオ編成での曲を3曲挟んでいて、極端なサウンドの違いを明確に2分させた構成は、まるで74年のハンコックのアルバム"Dedication"のようです。聴いていると、背後にチック・コリアの影がちらつき、70年代プログレ、フュージョンを聴いてきた世代を意識したアルバムのようにも感じられました。デビュー作ではスタンダードのカバーも多く、Michael BreckerやJohn Patitucchiらベテランを招いていたけれども、本作はカバーも少なく、リズムや展開を意識した曲のつくりになっていて、しかも若手のメンバーだけです。
Joshua Redman(ts,as),Nicholas Payton(tp)、73年生まれのLudwig Afonso(dr)、Armando Gola(b)。リズム陣は二人ともでキューバの出身で、ガッチリとボトム・ラインをキープしている。スネアの音が気持ち良い。鋭角的で少々突っ込み気味な感覚のエルダーとドラムの相性は非常によいと思う。とにかく早く良く喋り、引き以上に押しが強くかなりドライな現在のエルダーの持ち味は、しっとり情感溢れるピアノ・トリオでスタンダードよりも、前衛・フュージョン、コンテンポラリーなサウンドに生かされている。生意気な若造はおやじ様に嫌われるのは世の常..現在22歳の超絶エルダーも、歳と経験を重ねるにつれて、出す音も、反応も、必ずや変化してゆくことでしょうね。20年程後、アコースティック・トリオで聴くのが楽しみです。
「Exposition」ユニゾンも決まった鋭い切れ味のハード・フュージョン(p/Keys,Ts)。
「Insensitive」完全アコースティックをトリオで。ドラマティックで美しい(p)。「Blues Sketch in Clave」"ブルース・スケッチ・イン・クラーべ" ベーシストArmando Golaとの共作でファンキーな9分弱の長尺のフュージョン。カルテット。エルダー少々もたつく。(p/Key,ts)。「Iris」穏やかでエレガントなバラード。トリオで(p)。一転してハード・エッジな「The Exorcist」(p/Keys)。「Blackjack」はリズムが複雑で、なかなか付いていけない。Nicholas Paytonのtpソロ。tpに掛け合うシンセに違和感を感じたものの、こんなにプログレッシヴでストレンジな曲を創れるとは、正直思ってもみなかった。コズミック。(p/Keys)「Long Passage」は、ワンホーン・カルテット(p/keys,ts)。「Estate」ピアノ・トリオでBruno Brighettiの有名曲「エスターテ」(夏)。最小限のベースと殆どブラシ・ワーク(p)。ペダル多用の「Daily Living」。全く煮え切らないあの「G&B」の引用。あえて全く異なるタイプのピアニストの曲の引用とは面白い。(p,Keys)。アルトとキーボードがコズミックなフュージョン「Vanilla Sky」。つかみどころのない、エンディングも曖昧な曲。意図は何なのだろうか。(Keys,p)
Virtue/Eldar
今夏リリースされた、最新作の"Vietue"です。
今回のアルバムでは、曲によってPianoに加えてKeyboardsも多く使っていた。エルダー節・・めまぐるしい鍵盤の早弾きに、複雑なリズムと、プログレッシヴな展開の楽曲が収められている。テクニカル・フュージョン的な雰囲気を強く感じさせる作品だった。ただし、合間には全アコースティックでトリオ編成での曲を3曲挟んでいて、極端なサウンドの違いを明確に2分させた構成は、まるで74年のハンコックのアルバム"Dedication"のようです。聴いていると、背後にチック・コリアの影がちらつき、70年代プログレ、フュージョンを聴いてきた世代を意識したアルバムのようにも感じられました。デビュー作ではスタンダードのカバーも多く、Michael BreckerやJohn Patitucchiらベテランを招いていたけれども、本作はカバーも少なく、リズムや展開を意識した曲のつくりになっていて、しかも若手のメンバーだけです。
Joshua Redman(ts,as),Nicholas Payton(tp)、73年生まれのLudwig Afonso(dr)、Armando Gola(b)。リズム陣は二人ともでキューバの出身で、ガッチリとボトム・ラインをキープしている。スネアの音が気持ち良い。鋭角的で少々突っ込み気味な感覚のエルダーとドラムの相性は非常によいと思う。とにかく早く良く喋り、引き以上に押しが強くかなりドライな現在のエルダーの持ち味は、しっとり情感溢れるピアノ・トリオでスタンダードよりも、前衛・フュージョン、コンテンポラリーなサウンドに生かされている。生意気な若造はおやじ様に嫌われるのは世の常..現在22歳の超絶エルダーも、歳と経験を重ねるにつれて、出す音も、反応も、必ずや変化してゆくことでしょうね。20年程後、アコースティック・トリオで聴くのが楽しみです。
「Exposition」ユニゾンも決まった鋭い切れ味のハード・フュージョン(p/Keys,Ts)。
「Insensitive」完全アコースティックをトリオで。ドラマティックで美しい(p)。「Blues Sketch in Clave」"ブルース・スケッチ・イン・クラーべ" ベーシストArmando Golaとの共作でファンキーな9分弱の長尺のフュージョン。カルテット。エルダー少々もたつく。(p/Key,ts)。「Iris」穏やかでエレガントなバラード。トリオで(p)。一転してハード・エッジな「The Exorcist」(p/Keys)。「Blackjack」はリズムが複雑で、なかなか付いていけない。Nicholas Paytonのtpソロ。tpに掛け合うシンセに違和感を感じたものの、こんなにプログレッシヴでストレンジな曲を創れるとは、正直思ってもみなかった。コズミック。(p/Keys)「Long Passage」は、ワンホーン・カルテット(p/keys,ts)。「Estate」ピアノ・トリオでBruno Brighettiの有名曲「エスターテ」(夏)。最小限のベースと殆どブラシ・ワーク(p)。ペダル多用の「Daily Living」。全く煮え切らないあの「G&B」の引用。あえて全く異なるタイプのピアニストの曲の引用とは面白い。(p,Keys)。アルトとキーボードがコズミックなフュージョン「Vanilla Sky」。つかみどころのない、エンディングも曖昧な曲。意図は何なのだろうか。(Keys,p)
Virtue/Eldar
いや~、やっと出ましたNow Vs Now!昨年夏か?リリース延期との知らせを受け、いつかいつかと思っていたのを通り越し忘れた頃にやってきたNow Vs Now!
Listen(左の
Now Vs NowリンクClick)メンツはJason Lindner(p,keys,melodica,vo)Panagiotis Andreou(b,vo)Mark Guiliana(dr)/(Guest)Baba Israel, Avishai Cohen, Claudia Acuna, Pedrito Martinez, Kurt Rosenwinkel,Anat Cohen, Yosvany Terry, and Meshell Ndegeocello
個人的にこのメンツの繋がりを考えると吐き気がしたりするんですがそんな私にとって、ローゼンウィンケルとンデゲオチェロの参加は非常に意味がありゲストと言えども大きなウエイトを占める存在であると思います。異種混合人種混合バンドが私は好きです。Jerry Gonzalezを私は尊敬しているのです。と、私が何をほざいているのか大多数の人は意味不明なことと思いますが。音楽って、文字の如く楽しければ気持ちよければそれでもいいのかもしれないけど、それでは精神的に充足できないものです^^肝心のリンドナーの鍵盤はハッキリ言って前々から全く好きではありませんが綺麗だなーとは思います。注目はMark GuilianaとAvishai Cohen(tp)のふたりとプロデューサーとしてのNdegeocello。Mark Guilianaはライブで聴いて以来良く聴くプレーヤーの一人ですが、ライブ当日絶好調だったようで最小限かしらとおもわせるちっこいセットに入魂のプレイで満足のいく音を聴かせてくれましたよ。ここではかなりファンクしてます。ファンク・ジャズファンク、ヒップ・ホップの「弱点」を変拍子や曲展開で音楽的に聴かせる「現代のフュージョン」今とこれからの音楽シーンに期待します。
Listen(左の
Now Vs NowリンクClick)メンツはJason Lindner(p,keys,melodica,vo)Panagiotis Andreou(b,vo)Mark Guiliana(dr)/(Guest)Baba Israel, Avishai Cohen, Claudia Acuna, Pedrito Martinez, Kurt Rosenwinkel,Anat Cohen, Yosvany Terry, and Meshell Ndegeocello
個人的にこのメンツの繋がりを考えると吐き気がしたりするんですがそんな私にとって、ローゼンウィンケルとンデゲオチェロの参加は非常に意味がありゲストと言えども大きなウエイトを占める存在であると思います。異種混合人種混合バンドが私は好きです。Jerry Gonzalezを私は尊敬しているのです。と、私が何をほざいているのか大多数の人は意味不明なことと思いますが。音楽って、文字の如く楽しければ気持ちよければそれでもいいのかもしれないけど、それでは精神的に充足できないものです^^肝心のリンドナーの鍵盤はハッキリ言って前々から全く好きではありませんが綺麗だなーとは思います。注目はMark GuilianaとAvishai Cohen(tp)のふたりとプロデューサーとしてのNdegeocello。Mark Guilianaはライブで聴いて以来良く聴くプレーヤーの一人ですが、ライブ当日絶好調だったようで最小限かしらとおもわせるちっこいセットに入魂のプレイで満足のいく音を聴かせてくれましたよ。ここではかなりファンクしてます。ファンク・ジャズファンク、ヒップ・ホップの「弱点」を変拍子や曲展開で音楽的に聴かせる「現代のフュージョン」今とこれからの音楽シーンに期待します。
芸術家といえども霞を食べて生きていくわけにはいきません。
楽聖ベートーベンとて同じでした。残された手紙にお金に関しての記述がたくさん出てきます。
~
ベートーベンはお金のために作曲していたのか、そうではありません。
「小生はただ金持になるためにだけ書く音楽芸術の投機家になることを人生の目的としておりません。誓って!」
ときっぱり言い切っています。
しかし、ベートーベンの時代から約200年たった現在「音楽芸術の投機家」がはびこっています。
~
「音楽ビジネスで成功する方法」というコントでは、「とにかくニコニコしている、誰でも知っている曲しか演奏しない、いかにも簡単そうにみせる」と皮肉り、リモコンでCDプレーヤーを操作するように次々と曲を変えて演奏し、音楽が使い捨てされる現状を笑いに包んで警告していました。
~
「小生は独立不羈(ふき)の生活を愛します。それは多少の金がなくてはできません」
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/091124/msc0911240737000-n1.htm
楽聖ベートーベンとて同じでした。残された手紙にお金に関しての記述がたくさん出てきます。
~
ベートーベンはお金のために作曲していたのか、そうではありません。
「小生はただ金持になるためにだけ書く音楽芸術の投機家になることを人生の目的としておりません。誓って!」
ときっぱり言い切っています。
しかし、ベートーベンの時代から約200年たった現在「音楽芸術の投機家」がはびこっています。
~
「音楽ビジネスで成功する方法」というコントでは、「とにかくニコニコしている、誰でも知っている曲しか演奏しない、いかにも簡単そうにみせる」と皮肉り、リモコンでCDプレーヤーを操作するように次々と曲を変えて演奏し、音楽が使い捨てされる現状を笑いに包んで警告していました。
~
「小生は独立不羈(ふき)の生活を愛します。それは多少の金がなくてはできません」
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/091124/msc0911240737000-n1.htm
