京都や大阪近辺には宮内庁管轄の天皇陵があちこちにありますが、今回はGoogleMapで見つけた「淳和天皇大原野西嶺上陵」に行ってみました。

京都縦貫道大原野ICへ向かう

マップでは陵に向かう府道141号線は大原野ICのすぐ近くを通っています。当初何処かのコインパーキングに駐車して、そこからクロスバイクで陵に向かうことを考えていましたが、まずコインパーキングがうまく見つからず、次にクロスバイクで府道141号の入り口に着いたもののあまりの急斜面のために縦貫道の側道から歩くことにしました。最初から車で向かうのはあきらめておりましたが、第六感が働いたのか行ってみました。

この道を徒歩で登ると複数台の自家用車が登って行ってからすぐに引き返してきました。案の定通行止めです。

GoogleMapでは陵まで6kmありますが、歩いて行ってみることにします。道はつづら折りの舗装道で倒木は崩落はありませんでした。頂上付近にはdocomoの中継設備の他、使われていないであろう複数の施設や大原野保護林なる看板が見られます。

こういった倒壊した小屋も見られ、なにやら荒れた雰囲気を感じます。

途中に不思議な発射台?を発見。何かを下に落とすものでしょうか。

京都方面は展望できました。

何かがいるぞ!

頂上の陵についたとたん何か大きな生き物が斜面を下っていく音が聞こえました。茂みのザザっという音から判断して人間と同じぐらいにサイズに思われます。犬のサイズではありません。可能性としてはツキノワグマ、イノシシ、シカぐらいが考えられます。さすがクマが出たらもっとニュースになりそうなので、それはないと祈りました。

小塩山の頂上はちょうど陵の裏にありました。実際には陵そのものが小塩山の頂上に作られているということでしょう。さすが嶺上陵というだけのことはあります。陵の周りは石垣で固められていて立派なものです。

頂上脇の道を進むと別れがあり、逢坂峠方面の森林公園と明神ヶ岳へ登った時に行ったことのある中畑回転場という高槻市バスの終点へ通じているようでした。もちろん、時間的にバスはもうないので行けませんが、行けるものなら行ってみたかったです。

問題は帰りの6km

無人の山中を散策するのが好きですが、今回は自然の驚異に直面しました。6kmを2時間半で下山する間に都合3回山中で動物が動いているのを目撃しました。1回は至近距離で敵の白い尻を目撃!これはやはりシカだろうと推測します。もしクマだったら大事で、クマ鈴を持っていないんで、手拍子しながら降りたり、小走りに急いだりと結構あせりました。