2022年四谷大塚第5回合不合判定テスト 算数
今回の合不合判定テストの
算数の問題について
角田の個人的な見解を書いてみます。
今回の合判の算数は
大問1から5でどれだけ稼げるか?
解きやすい問題ばかりではないと思いますが
大問6以降が難しいので
大問5までで
できるかぎり失点しないでほしかったですね。
大問6が(1)(3)がやや解きにくいと思いました。
(2)は難しいですね。題意が把握しにくいし、いい方針もわかりにくくて、全部書いて当てた子もいる気がします。
大問7も
いい方針がわかりにくくて
全部書いて正解した子もいると思います。
大問7は
Qのいる位置で場合分けして考えれば
簡単なんですが
どうしてそうしようと思ったのか?
それが大切ですね。
大問8の(2)は気付きにくいし
大問9の(2)(3)は難しいので復習しなくてもいいお子さまが多いと思います。
現在、角田は週に2日予備校で浪人生の集団授業をしながら
家庭教師が週に16〜18件で多忙でして…。
合判の分析記事を書く暇がありませんでした。
いつもより簡略版なのですが
記事を更新しておきます!
大問6の(2)を
角田がどんなふうに解説したかを書いておきます。
本当は大問6(1)(3)大問7(1)(2)なんかも
復習価値は高いので
記事にしたかったんですが…。
今回の四谷大塚の合不合判定テストを受けてないお子さまにも
この問題は解いてみてほしいので
問題を書いておきますね。
《問題》
1〜70までの数字が書かれたカードが1枚ずつ全部で70枚ある。
小さい順に時計回り円形に1枚ずつ並べていく。
これらのカードに1,5,9,…と1から4枚ごとに◯印を付けていく。
再び、1に◯印を付けるところでやめる。
次に、2,7,12,…と2から5枚ごとに△印を付けていく。
再び、2に△印を付けるところでやめる。
このとき、◯か△のどちらかだけの印が付いているカードは何枚あるか?
四谷の解説のやり方を
自力で気付いたり
本当に理解できるならば
それで問題はないのですが…。
あのやり方でなくて
もう少し丁寧に考えたいですね。
はじめに
◯印が付くカードを考えます。
1,5,9,…
なので
4の倍数+1と考えて
(正確には4で割ると1余る数)
4×17+1=69まではすぐに見えてほしいですね。
問題文をしっかり読んでいると
69の次に◯が付く数があるのではないかと考えたかったですね。
もしも70以降も数があるならば
69の次に◯付く数は69+4=73ですね。
実際には70までしかありませんので
73-70=3
つまり
2周目の3に◯が付きますね。
てはその次に◯が付く数といえば…。
3+4=7です。
ここまで考察したならば
一気に攻めます!
◯印を付けるカードは
1周目は1,5,9…69
1+4×17=69
69+4=73
73-70=3
2周目は3,7,11,…67
3+4×16=67
67+4=71
71-70=1
3周目は
1←再び1に◯を付けるのでここでストップですね!
△印を付けるカードは
1周目は2,7,12…67
2+5×13=67
67+5=72
72-70=2
2周目は2←再び2に△を付けるのでここでストップですね!
ここまでわかれば
◯印は
4の倍数+1
4の倍数+3
(正確には4で割ると1余る数と4で割ると3余る数)
△印は
5の倍数+2
(正確には5で割ると2余る数)
ここから先は
『1〜70の数で4も5で割り切れない数』を思い出してほしいですね。
4の倍数と5の倍数だから
20まで調べて
◯印が付く数は
1,3,5,7,9,11,13,15,17,19
△印が付く数は
2,7,12,17
と書き出すと
◯か△のどちらかの印だけ付いているカードは
1,2,3,5,9,11,12,13,15,19
の10枚ですね。
これらの数に20を加えた数は
条件を満たすはずです。
20は4の倍数でもあり5の倍数でもあるので
◯4の倍数+1か4の倍数+3
△5の倍数+2
◯か△のどちらかだけ付いているはずですね。
わからなければ
実際に書いてみてもいいと思います。
ですから
10×3+5=35
1〜60の中に
10枚×3周期
61〜70の中には
1,2,3,5,9に
60を加えた数があるはずなので
5枚ですね。
四谷大塚の解説ではなくて
角田は
こんなふうに解説しました!
男子の偏差値60以上
女子の偏差値62以上を目指すならば
今回の合判の算数でも
大問7までは全てと
大問8(1)
大問9(1)
は復習してほしいと
角田は思います!
家庭教師を雇われる場合
人間的な面も含めて
保護者の方が納得できる先生を
選ばれた方がいいかもしれませんね。
塾や私立中学のカリキュラムを確認したり
志望校の過去問を分析して