のんびりと 楽しむのには ふさわしい

イカスセイさん 惚れてまう★



花咲小路四丁目の聖人 (ポプラ文庫 日本文学)/小路幸也
¥734
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(あらすじ)

さびれつつある「花咲小路商店街」。亜弥はイギリス人の父と二人暮ら

しで、塾を経営している。

以前はにぎわっていた商店街の地主として、みんなに親しまれてきた

が、最近は不景気な話ばかり。

そんななか、たてつづけに不穏な空気を含む出来事が起こりつつあ

り、それを解決すべく、怪盗セイントこと父・セイさんが立ち上がり、

亜弥はやきもきさせられる―




「一丁目の刑事」から読んでしまっていたので、「セイさん」の過去が気

になっていました。



御年70才ですが、紳士でありえない盗みの技術を持っていて。

日本でいう、「義賊」ですね~



亜弥の母を亡くなった今でも大切に思っている。

そんなところも、ステキです★




一丁目で大活躍だった登場人物も、まだこの時点ではあまり動いてな

いというか。

まだキャラクターが育ち切ってない??



「東京バンドワゴン」シリーズが巨大化しすぎてついていけなくなった

私としては、久々に楽しめた小路ワールドを懐かしく思いつつ読みました。





ただ、ミステリーとしては・・・・ちょっと成り立っていないかも。



いまの私が期待する「異次元に連れていってくれるミステリー」

でないことは確か(^∇^)



まぁ、「ほのぼの系ミステリー」ってことで、世界観を楽しむ本だと

思います。







★★★