酒まみれの 日々綴るのも 才能だ

エッセイと嘘も 読ませるうまさ




枕もとに靴: ああ無情の泥酔日記 (新潮文庫)/北大路 公子
¥637
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この方のエッセイが好きだ。

繰り返し読む・・・という感じではないけれど、酒まみれの

毎日をてらいなく、しかしうまい文章で読ませる。




私が今まで読んだエッセイよりも、かなり初期のものの

様子。

妹さんも、この本の中で結婚されているようですし。




もともとは、このアメブロのようなツールで日記的に書かれて

いた文章。

そんな「わくわくしながら書いた」日記が、こんな本になって。

この方のエッセイを好きな人は、読書つながりの方々には

結構おられます。



エッセイという日々の中に組み込まれる「うそ」は、小説的な

嘘。

かなり幻惑的であり、懐かしい気持ちがする嘘が書かれて

います。

どれも、昔味わった日本の伝統、みたいな。

読めば嘘だとはわかりますが、あまりにもスルリと日々の中

に書かれているために、現実のことなのかとも思わされて

しまいます。

こういう短編小説、きっとこの方は書けるだろうなぁ。



忙しく細切れでしか読めなかった日々の中では、楽しめた

1冊でした。




(星はなしで)





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ずいぶん前にネット環境は整っていたのですが・・・身辺が慌ただし

すぎてブログを書けませんでした(ノ_-。)

気持ちに余裕がないと、書けないもんなんですねぇ。




本はたくさん読んでいるし、映画も見に行ったりしているのですが。



新しいところの図書館は、緑にあふれたとても素敵な図書館です。





本当にいろいろとあって・・・このブログもこのまま続けるのか、

ちょっと悩み中ではあります。

でも、今日紹介した北大路氏のように、書くことは好きなんですよね。

「いろいろある、ネガティブなこと」の日々を書くブログにすべきか??

いや、それならイラスト書く方のほうが面白く処理できそうだし。

うーん、考えるなぁ・・・







今までのような毎日ペースはもう無理ですけれども、細々と感想は

綴ろうとは思います。





ちなみに。新天地は、故郷・岡山です。

実家からは離れてますが。




周りが岡山弁の生活は、とても落ち着きますな(^∇^)