酒まみれの 日々綴るのも 才能だ
エッセイと嘘も 読ませるうまさ
- 枕もとに靴: ああ無情の泥酔日記 (新潮文庫)/北大路 公子
- ¥637
- Amazon.co.jp
この方のエッセイが好きだ。
繰り返し読む・・・という感じではないけれど、酒まみれの
毎日をてらいなく、しかしうまい文章で読ませる。
私が今まで読んだエッセイよりも、かなり初期のものの
様子。
妹さんも、この本の中で結婚されているようですし。
もともとは、このアメブロのようなツールで日記的に書かれて
いた文章。
そんな「わくわくしながら書いた」日記が、こんな本になって。
この方のエッセイを好きな人は、読書つながりの方々には
結構おられます。
エッセイという日々の中に組み込まれる「うそ」は、小説的な
嘘。
かなり幻惑的であり、懐かしい気持ちがする嘘が書かれて
います。
どれも、昔味わった日本の伝統、みたいな。
読めば嘘だとはわかりますが、あまりにもスルリと日々の中
に書かれているために、現実のことなのかとも思わされて
しまいます。
こういう短編小説、きっとこの方は書けるだろうなぁ。
忙しく細切れでしか読めなかった日々の中では、楽しめた
1冊でした。
(星はなしで)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ずいぶん前にネット環境は整っていたのですが・・・身辺が慌ただし
すぎてブログを書けませんでした(ノ_-。)
気持ちに余裕がないと、書けないもんなんですねぇ。
本はたくさん読んでいるし、映画も見に行ったりしているのですが。
新しいところの図書館は、緑にあふれたとても素敵な図書館です。
本当にいろいろとあって・・・このブログもこのまま続けるのか、
ちょっと悩み中ではあります。
でも、今日紹介した北大路氏のように、書くことは好きなんですよね。
「いろいろある、ネガティブなこと」の日々を書くブログにすべきか??
いや、それならイラスト書く方のほうが面白く処理できそうだし。
うーん、考えるなぁ・・・
今までのような毎日ペースはもう無理ですけれども、細々と感想は
綴ろうとは思います。
ちなみに。新天地は、故郷・岡山です。
実家からは離れてますが。
周りが岡山弁の生活は、とても落ち着きますな(^∇^)