訃報聞き 初めて手に取る ふがいなさ
自分の無知さに あきれるばかり
- 夜鳴きめし屋 (光文社時代小説文庫)/宇江佐 真理
- ¥648
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(あらすじ)
本所五間堀にある「鳳来堂」。父親の古道具屋を、息子の
長五郎が夜鳴きめし屋として再開した。
夜から朝方まで営業しているめし屋には、父親の友人を
はじめ、夜鷹、芸者、近所の武士など様々な人たちが
やってくる。
その中には、長五郎と以前恋中だった芸者のみさ吉もいて―
ある方からお勧めしていただいた中から選んだ、初宇江佐
本です。
訃報を聞いてから、その存在に気づいた・・・いや、名前を
知ってはいた―と思うんです。
図書館などで背表紙は見ますから。
時代小説好きなのに、まったく読んでいなかった。
本当にお恥ずかしいかぎり。
長五郎の父と母の物語である「ひょうたん」の続編のようで
すが、特にさわりがあるわけではなく、独立作品として読め
ます。
長五郎のみさ吉に対する、なんとなく踏み込めない感じが
とてもじれったい!!
そしてみさ吉の態度も意地っ張りすぎないかと。
あとは長五郎の印象が、とても若いようにも思えるし、40代
くらいにも思えてしまって。(実際は若い)
ちょっとそのあたりに違和感は覚えましたが、ハッピーエンド
だったしよかったかな。
「ひょうたん」も読みたいと思います。
★★★