独特の テンポが 長く思わせず

大きな作品 堪能せり



影武者[東宝DVD名作セレクション]/仲代達矢,山崎努,萩原健一
¥2,700
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(あらすじ)

戦国時代、徳川家康の野田城攻めの折、鉄砲で撃たれ

武田信玄(仲代達矢)はこの世を去る。

信玄死亡説を打ち消すために、弟・信廉(山崎努)は信玄

の影武者(仲代達矢)をたてる。

男は盗みの罪で、磔の刑に処せられるところを信廉に見い

だされたのだ。

しかし、戦国の世で一目も二目もおかれる信玄の影武者

になるということは、途方もないことだった―






黒澤映画は、この影武者と「乱」しか見たことありませんっ!

(きっぱりいうほどじゃないですが)





でも本当に独特ですね。




時代劇の映画はよく見ていますが、間の取り方とか映し方

とか、「えっ」と思うことが多々ありました。





影武者とは

「己を消す。人の影は一人歩きは出来ぬ―。」




萩原健一の勝頼はよかった。

影武者の下賤のものを父と呼ばねばならぬということ。

生まれのために世継ぎとして認められないこと。

癇性な感じをよくあらわしていました。




しかしショーケンの演技は、まばたきをしないからとても

気になる・・・というか、怖い(ノ_-。)





でも個人的に一番だったのは、信長役の隆大介!!



もうビジュアルは今までの信長を演じた俳優さんの中で、

ぴか一だと思われました~

当時の年齢もあって、若々しくでも理知的で。


信長が城から大軍勢を引き連れて出ていくシーンとか、

めちゃ長かったですけれどもずっと見ていたい感じでした。



ビジュアルでいえば、家康もよかったですね。




夜のシーンが暗すぎて、部屋を暗くしてなんとか見えたのは

ちょっと残念でした。




ラストの長篠では、圧倒的な鉄砲の音だけで武田の劣勢を

語る。

そして横たわる人・馬・人・馬・馬・馬・馬・馬・・・・



鉄砲 VS 騎馬隊の戦いであり、鉄砲の勝利で時代も

動いたことがよくわかりました。




とても長い映画でしたが、面白く拝見いたしました。







▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲




と、ここで映画の感想自体は終わりですが。



私は戦国時代は好きなんですが、イマイチどの戦いで誰と

誰が戦って、とか年などがはっきりわかっていません。




なので、この映画や大河のときなどは夫に質問しまくり。

(迷惑なやつですな)




影武者を見ていたときも、信廉をずーーーーっとなぜか

典厩・信繁だと思い込んでまして(ノ_-。)



「典厩って、川中島で死んだんじゃなかったっけ??」

と質問して、夫を絶句させてしまいました・・・




 「・・・野田城攻めは川中島より後!!これは信廉で、信繁

じゃないの!!」



 「・・・ほぇ~」





凝りずに、いつも変な質問をしてしまう私にキチンと答えて

くれる夫に感謝です☆





・・・大阪夏の陣と冬の陣も、どっちが先でどっちが後か

わからないんですよね・・・



夫がいつも答えてくれるから、覚えないだけ、ですよ!

覚えられないわけじゃない、ですよ・・・・