とっぴんぱらりの風太郎/万城目 学
¥2,052
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「鴨川ホルモー」や、「偉大なるしゅららぼん」などでたっぷりと読者を楽しませてくれる

万城目学の最新刊。

しかも746ページの超大作!

手に取ったときから、読むのをとても楽しみにしていました!

そして時代小説とくれば・・・


とある任務遂行を達成できなかったことにより伊賀を追い出され、京でぼんやりとした

日々を送る『ニート忍者』風太郎。

彼を中心として、豊臣家が滅びようとするときに不要となりつつある忍びの者たちの

哀しくもたくましい姿を描いています。

目的もなく、忍者としても生きられなくなった風太郎は最後にどんな決断をするのか?



読む前のワクワク感からは考えられない読後となりました。

いくさの時の描写はかなり酷いものがあります。


前半は風太郎のあまりのふがいなさにじれったくなり、物語の進み方も遅い。

鈍すぎる風太郎に感情移入もできず。

しかし後半の6章あたりから、かなりのめりこみました。

やはり連載小説ということで、話の道筋がつけにくかったのかな?


ひさご様の話しぶり、そのようにしか生きられなかった哀しみ。

殿上人であるひさご様と、底辺である風太郎。

黒弓の飄々とした感じと、風太郎の朴訥さ、蝉にも最後はやられちゃいました。

しかし、万城目さんには珍しい悲しい終わり方。

これでいいのだと思いながらも、ちょっとびっくりしました。

風太郎は最後に自分で決断して、自分のやるべきことをやったのだろうな。



風太郎が生きて、プリンセスを育て、芥下と一緒に瓢六で働いている姿を

見たかったな・・・


ひさご様、ねね様、黒弓、蝉、百市、常世・・・魅力的なキャラクターが多かったです。


「プリンセス・トヨトミ」を再読しようと思ったのは、きっと私だけではないはず(笑)



★★★☆




感想には関係ないですが・・・しかし、他のかたの読書ブログを読むと、自分の感想の拙さに

涙が出てくる今日この頃。

言いたいこと、伝えたいことがきっちりと書けるようにしたい!

・・・来年の目標が一つできたかも(笑)