◆元三大師関連寺院 (5)浮岳山 昌楽院 深大寺(東京都調布市)No.4 |       慈しみに恵まれて~豆々朗師のオモシロ寺社巡り~       

      慈しみに恵まれて~豆々朗師のオモシロ寺社巡り~       

 決して熱心な宗教の信者ではありません。
 ただ寺社で目につく面白い事物をコレクションしてきました。 

◆元三大師関連寺院

(5)浮岳山 昌楽院 深大寺(東京都調布市)No.4

深大寺ホームページ【厄除元三大師 深大寺】東京都調布市 (jindaiji.or.jp)


まだ常設授与品売り場の通年グッズが続きます。

 

                                                        (深大寺16)


これは「No.3」でご紹介したステッカーと異なり、木札の交通安全護符になります。


大きさは縦13㎝、横6㎝と小型で、昭和の人なら見覚えがあると思いますが、車のルームミラーに吊り下げる形式のものではないかと考えています。


昭和の頃は信心深かったのか、毎年寺社で車をお祓いをして貰いました。


そして交通安全ステッカーをリア・ウインドウに貼り、バンパー正面に注連縄飾りをつけて正月は走っていたものです。
 

それだけ車を・・否、あらゆる物を大切にしていた時代の証だったと思います。


次に散華(さんげ)です。

 

 

                                             (深大寺17-1)(深大寺17-2)


これは如来や菩薩が来迎する時に花や葉を撒き散らして賛美した言い伝えから、

法要や落慶式などの際に生花の花弁や蓮の花を模った色紙を撒くようになりました。


実に素晴らしい出来映えの元三大師散華です。


左上の元三大師のお姿と、今までご紹介して来た角大師・鬼大師・豆大師、そして中央にある梵字がキリクであり、如意輪観音菩薩の化身とされた元三大師を表しています。


何故如意輪観音菩薩とされたのかは、後々元三大師研究で書きたいと思います。
 

そして常設グッズからは少し離れますが、深大寺には角大師の石像が現存しています。
 

元三大師本人の木像は全国に散在しており、深大寺にも高さ2mに及ぶ元三大師の巨大秘仏があります。
 

                                                   (深大寺18-1)
 

これは深大寺ホームページに掲示されているもので、「No.1」でも書きましたが、

2021年秋、205年ぶりにこの元三大師像が東京国立博物館で出開帳されました。
 

これは特別授与品ですが、その時買った記念お守りの画像も貼っておきます。
 

 


(深大寺18-2)
 

その際、その胎内仏であった鬼大師が取り出され、深大寺で御開帳されたのを

私と美月が拝観してファンになったわけです。
 

しかし元三大師像はあっても、角大師の立体像は大変少なく貴重です。
 

現在目視出来ているところでは、この深大寺と千葉県白井にある佛法寺、千葉厄除大師、

そして私が檀家となった川崎市の妙法寺(木像)だけです。
 

東北にも現存するらしいのですが、まずは深大寺の角大師石像をご紹介しておきましょう。

 

 

 

(深大寺19-1)(深大寺19-2)(深大寺19-3)


とても可愛い角大師です。


おそらくは奉納仏と思われますが、とても小さく、授与品売り場がこの前に小屋掛けされることもしばしばで、私と美月は捜し出すのに深大寺へ二度通わねばなりませんでした。


どうも寺から大事にされていないようで、そんな罰当たりな扱いをするなら、持ち運べる大きさなので盗まれないよう深大寺には警告しておきます。