本当はね、本当は
こんなに好きになって
いつかあの人なしじゃ生きられなくなって
でもいつかいなくなるって
知ってたよ
知ってたけど好きになるのやめられなくて
会うたびに好きが増えていって
あの人が笑ってくれると
「あぁ、きょうも生きててよかったなあ」
なんて思ったりして
本当にくだらないわたしの人生に
あの人がちょっと入ってきただけで
こんなに輝くんだなあって
こんなに好きになっていいのかなあって
そのうちこの幸せがなくなって
悲しいなあって思って
ちゃんと覚悟してたはずなのに
どこか心の隅っこに
あの人の安心感があって
油断、してたなあ
あの人がわたしを、
これっぽっちも1ミリも思ってなかったとして
じゃあ
なんで笑わせてくれたの?
なんであんな風に楽しそうに話してきたの?
なんであんなに優しい目をしてたの?
なんであんなに名前を呼んだの?
なんであんなに近くにいたの?
なんでペン貸してくれたの?
なんであんなに優しくしたの?
なんであんなに悲しそうな顔をしたの?
わかんないよ、
もう会えないから
もう会えないのに
あの人はそれで大丈夫なんだよ
あの人の帰りを待ってる人がいるし
あの人はその人たちのために
生きてるんだから
じゃあ
わたしは誰のために生きるの?
あの人に会うまで
どうやって生きてきたんだっけ
わたしこんなに
自分のために生きれないくらい
ちっちゃい人間だったんだなあ
あの人がいないと
こんなに自分が嫌いなんだなあ
会いたいよ、