たまには、難しい本も読む つんもです。

今回は歴史について。

中国 歴史偽造帝国/チベット亡命政府情報国際関係省

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中国がチベットの支配の正当性を示すために書いた文献の
「西蔵歴史档案薈粹」という本の反論本です。

こちらの「西蔵…」は読んでませんが、この反論本によると、史料の解釈はかなり恣意的。ちょびっと歴史をかじったワタクシ、つんも とかでも

「こいつぁ、無理あるで」

って思えるレベルの曲解のよう。例えば、チベットは朝貢してたから「中国による実効支配」を受けていたと主張していたり、国家間の文書のやり取りでチベットの国を心配する内容だったら、「中国による実効支配」としてみたり…。

無理じゃん。そんなの。

それでは、日本は朝貢していたから「中国による実効支配」を受けていたことになるし、
中国近隣諸国のすべて、朝鮮、ベトナム、インド、から欧米諸国までも「中国による実効支配」になりかねません。

まあ、それでも力強く「西蔵歴史档案薈粹」では主張しているらしいですが…。その上、都合の悪い史料は載せないなど、色々やっているみたいです。

ただ、この本、反論本しか読んでないので、実際はどうかわからないですが、チベットの支配は、第二次世界大戦に中国の侵攻によって始まっているらしいです。その点はこの反論本でも認めるところ。
それ以前は独立国である、が反論本の主張です。

なるほど。勉強になりました。チベットってそうだったのですね。

今回、覚えておくべきは、
歴史や歴史学における、「歴史の拡大解釈、曲解、偽造、こじつけ、意図的な誤読、…」などは結構ありがちなことであるということ。そして、ほとんどの歴史書はそれがあるということ。

その中で「歴史」を見つけ出すのが、歴史学ってものなんです。

…なんて。

カッコイイこと書いてみました。


ただ、この歴史に対する考え方は「私の考え」であり、一般ではどうかはわかりません。

この本は
チベットの歴史を知りたい方、歴史や思想操作の怖さを知りたい方はお読みください。
面白いと思います。


付け加えておくことは、この本には使用した「史料」そのものはでていません。だから、歴史の研究文献としては不完全です。詳しく調べてい方は、「史料」そのものも御研究ください。