[おすすめ度]★★★☆☆

この本は奇譚(不思議)な5つの話から構成されている。
1.偶然の旅人
2.ハナレイ・ベイ
3.どこであれそれが見つかりそうな場所で
4.日々移動する賢臓のかたちをした石
5.品川猿
全体としては、大変読みやすくスラスラと読める一冊であると思う。
ただ、個人的に次が読みたくなる展開の長編の話が好きなので、そういった次が読みたくなる感情は少なかったかと思う。(短編なので仕方がないように思えるのだが。)
しかし、それでも読者を引き込ませる世界に入らせる文体やリズムは心地が良いように思えた。
恥ずかしながらこの一冊が村上春樹に触れた第一作目なので、これからまた村上春樹に触れた時、どうイメージを変えてくれるかが大変楽しみである。
また、[東京奇譚集]の中でお気に入りは「どこであれそれが見つかりそうな場所で」と「品川猿」である。
