もうそろそろ春休みが終わる






なんだかよくわからないけど、今日は学校に挨拶しに行かないといけないみたい。




あ、もちろんひとりじゃないよ

ななは来られないけど、
お姉ちゃんが付いてくるみたいだからね。



白(かわいい妹を1人にさせるわけにはいかない!バイト休む!



ちょっと申し訳ない気がするけど…











まだシワがない制服に袖を通すとあの頃を思い出す



お母さんのこと、大っ嫌いな人たちのこと、全部全部…




白(飛鳥〜 準備できたら行こっか



お姉ちゃんの声で現実に引き戻された



大好きなお姉ちゃんたちといられて、毎日笑顔でいられる。


これが俗に言う幸せってやつなのかなぁ…

















二度と通ることはないと思っていた通学路。


まさかまた通ることになるなんて考えてもいなかったなぁ


落ちたばかりの桜のはなびらを踏みしめながら歩いていく。











久しぶりの学校はなんだか異世界のように思えた




白(あ、飛鳥 図書館もあるんだって〜

飛(いっぱい本あるの?

白(あると思う!私行ったことないけど!



…あはは











教室のひとつを覗くと、そこには女の子が一人。




小動物のようにくりっとした瞳。

ふわふわの髪の毛。

まっしろのほっぺ。



窓の向こう側の私たちには目もくれず、本と向き合っている




初めて見るその子に対して

同じ学年かな、いつか喋れるかな、

そんな淡い期待を胸にした。
















挨拶ってただこんにちはーってするだけかと思ってたけど、全然違う


めんどくさい。早く帰りたい。

これが私の気持ち


そんな私をよそに話を終えない先生たち。






日が傾き始めた頃、やっと話が終わった。



飛(あの先生、話長すぎ。わたし疲れた

白(あはは 飛鳥なんもしてないじゃん〜

飛(立ってるの疲れたんだもん もう歩けない〜

白(じゃあおんぶしてあげる!


ちょっと恥ずかしいけど疲れたからいいの。


白(飛鳥軽すぎない? 今日からご飯2杯ね。

飛(やだやだやだ〜






そんなわたし達の姿をあの子が見ていたなんて思いもしなかった。



















2月初更新!

しばらく更新できません、無です。

申し訳ないです…