15:10-17:20 ナビロフト 1,500円
ネタバレあります!!!
ご注意下さい!!!
ストーリーの記憶が出来なくなってるなぁ(^_^;)。
出入りが激しくエピソードが覚えきれていないので、前後不覚な抜粋って事で・・・(^┰^)。
そういえば・・・フライヤーを入手できなかった(-_-)。
作:三菅知久 演出:平山誉也
【ストーリー】
菅蒼汰と木村修が正座で怒られていた。みんなを喜ばそうとしてやった事なのだが、ビビリな馬場利夫は、まじでビビっていた。
一番幼い楠田彩芽は、あっけらかんと楽しんでいた。が、双子の楠田勇輝は怖がっていた。
だから、武田望と片山未来は、まじで怒っていた。臼井真也が取りなし、何とかこの場は収まるのだった。
ここは森の中に建つ、うち捨てられた4棟あるコテージ。小学生の彼らの秘密基地になっていた。
しかし、1週間後には学校が廃校になり、みんなバラバラになってしまうのだ。
蒼汰が星を観よう!と言い出す。上手く説明出来ない蒼汰の代りに年上の真也が説明する。凄い星空がこの上で観られると。
廃校前日の夜、流星群があるから、ここでみんなで観よう!と約束をするのだった。
コテージのロビーで、利夫が眠っていた。コテージの従業員宮本香菜が起こす。
支配人が宿泊コテージの鍵を持って行ってしまい帰ってこないので、チェックインが出来ずに待たせている間に眠ってしまったのだ。
未着の客から電話があり、キツネグマに気をつけてと、目印はないが、森の入口から1本道ですと役に立たない案内をしている。
利夫が聞いた。熊、出るの?出ますよ、森ですから。急にビビリ始める利夫。
支配人が、仮面の女と一緒に帰ってきた。鍵を受け取りながら、客に会いませんでした?と春菜が聞くと、支配人はしどろもどろに答え、奥へと下がっていく。
また使ってはいけない裏道を使ったんですよ!と春菜は、しょうがなさそうに言った。
春菜は利夫を別棟に案内しようとする。利夫は・・・熊が怖いのか、出たがらない。
春菜は、大丈夫ですと風鈴を渡す。熊よけです。コテージの周囲にも風鈴が吊されているので熊は来ませんとなだめる。
と突然、助けて!と女の叫び声が聞えた。窓から外を見ている2人の後ろを仮面の女が通り、机の上の雑誌を持って奥へと戻って行く。
春菜が様子を見に出て行くが、利夫は出ようとしない。
机の上の雑誌が無くなっているのを不思議がっていると、別棟の客、木村が入ってきて、曇空を嘆く。
今日の流星群は観られないか・・・と呟く。同棟の客が五月蠅くて迷走が出来ないからと逃げてきたのだ。
春菜が、未着だった客の望と一緒に入ってくる。叫び声の原因は、大きな蜘蛛だった・・・
チェックインの手続きをし、部屋割りを聞かされると・・・望は激怒する。相部屋?
恋人との流星群観察を楽しみにしていたのに!相手が利夫だと分かると、こんな変な人と一緒は絶対に嫌!
車を止めて入ってきた彼氏の真也が、恋人の激怒姿に戸惑う。支配人も出てきて、謝罪し、なだめるのだが怒りは収まらない。
利夫が提案する。僕はここで寝ますから。2人で泊まって下さい。望はしぶしぶ納得して、別棟へと案内されていく。
利夫は、1人になったロビーで暗い表情をしていた。鞄から薬袋を取り出すと、ゴミ箱へ捨てた。
利夫は、ここの2階に泊まる事になり、戻って来た春菜が案内していく。
もうすぐバラバラになる子供達は、まだ行き先も分からない。東京だったり、外国だったり・・・
利夫がロビーにいると、オーナーだという未来がやって来て、利夫に馴れ馴れしく話しかける。利夫も望と、聞いていない名前を呼ぶ。
支配人が、目配せをして止めさせると、初対面な対応に変わり、先程のトラブルを謝罪する。
今度は、同棟の菅と木村が入ってきて、酒盛りに誘う。木村は牧師で、木村は地学の非常勤講師だという。
利夫が結局ここに泊まる事になったと知ると木村が、望に文句を言いに行こうとするのを止めて、利夫も酒盛りに参加する事になった。
支配人は、未来をたしなめる。そして、支配人は不安になった。利夫の記憶がもど・・・
今日も、コテージに集まることになっていたが、年上の兄ちゃんが遅れてなかなかやって来ない・・・
真也が未来や支配人、仮面の女と親しげに話している。これでいいのか?と真也が聞く。望に頭が上がらない真也とは様子が違う。
今夜は、支配人の悩みと望みを叶える為に、みんなに集まってもらったのだと話す。
真也を探して、望が入ってくる。親しげな未来に嫉妬をしながら、どなた?と尋ねる。望の名前を呼び、また親しげに接する未来。
再び支配人に目配せをされ、オーナーで先程の失礼のお詫びに来たのだと説明し、謝罪するのだった。
仮面の女が雑誌を机にもどしている。利夫が戻って来て、話しかける。コテージの人?
ビラコチャと名乗る仮面の女は、湖から来たと答える。春菜が入ってきて驚く。利夫が、誰もいない空間に向かって話しているのだ。
止めて下さいよ!と春菜が言うと、仮面の女は、春菜の横をすり抜けて奥へと戻って行く。
春菜が驚く!風が・・・利夫が仮面の女の話をすると、震え上がる。私、ダメなんです。そういうの!
春菜は、利夫に言った。あなたは、呪われたんですね!
望と未来はいつの間にか親しくなり、女同士で酒盛りをしていて、酔っ払って戻ってくる。利夫に先程の失礼を謝り、真也も謝らせる。
菅と木村が戻ってきて、利夫の呪いを知ると、木村が牧師だから、お祓いをする!と再び連れ出していく。
コテージに、蒼汰と修が雑誌を持ち込んでくる。お兄ちゃん達が喜ぶからと、奥の部屋にも置きに行く。
真也が来て、2人を探しに奥へと行く。利夫は、ロビーに置かれた雑誌に引っかかる。わお!真也は、利夫をからかって、さらに過激な雑誌をよこす。
袋とじを見ている利夫の姿を、女の子達が発見する・・・最低!
利夫が震えながら戻って来ると、春菜がコーヒーでもてなす。が・・・ゲロまずにビックリの利夫。
利夫が、従業員は3人ですよね?と春菜に尋ねる。支配人と春菜と仮面の女・・・春菜は、ソファーの影にうずくまり、耳を塞ぐ。
ダメなんですって!と、逃げていく。利夫は窓際で暗い顔で座っている。
支配人が心配そうに声をかけると、ドアを叩く音がする。ビクッとする利夫。熊・・・
沼田恵美子が道に迷ったと入ってくる。今日は満室で、と追い返そうとする支配人。
何とか泊まろうと交渉するが、取り付く島もない。ネットに書きますよ!と迫るが、今日でこのコテージは閉めるのでどうそ。と答える支配人。
それでも、強引にロビーに上がり込んでくると、利夫と目が合う。あ!
利夫の知り合いだと分かると、支配人は席をすすめ、お茶を持って来る。春菜は、利夫の主治医だった。
将来の夢の話をしている。何になりたい?未来が言い放つ。バリバリ働く社長さん!
利夫が、仮面の女と話をしていると、いつの間にか酔っ払った恵美子が入ってくる。恵美子には仮面の女が見えるらしい。
利夫はここが地元で、仮面の女が幼なじみの女の子のような気がしていた。コワイもの知らずな恵美子が、仮面の女に正体を聞き、仮面をはぎ取ってしまう。
女の顔は・・・酷いしかめっ面で、利夫には誰だか分からなかった・・・
それよりも・・・仮面の女は利夫の病気の心配をする。病気なの?治るの?
女の子達が「静かな湖畔」を歌いながら待っている。男の子達が裏手から入ってきた。裏道の話を修がする。裏道?
このコテージは、川の対岸からは森にしか見えずに、来るのにも随分と川下にある橋を渡らなければならない。
でも・・・裏手に大きな木が川の上に倒れていて、橋みたいになっているのを発見したらしい。そこを通ると随分と近道なのだ。
女の子達は心配する。危なくない?大木だからゆっくり歩けば大丈夫だと利夫は言うのだが、幼い勇輝や彩芽は危険だから、渡らないようにと言った。
真也が、勇輝をからかうように危ないから行っちゃダメだぞと釘を刺し、みんなもいつもの事と笑っていると、いつの間にか勇輝がいなくなっていた。
みんながコテージ内を探し回るがいない。まさか・・・
そんな間にも、真也が牧師の木村の説法を聞いて役に立たないと悟ったり、望と未来が昔からの親友のように仲良くなり身の上相談をしていた。
結婚間近の雰囲気だったのに、最近は真也が他事に没頭して、誰かとこそこそ電話していたりと、ほったらかされていると言う望。
今日も、仲直りの流星群デートだったのに、真也が隣にいない事を嘆いている。
春菜も、幽霊話を相談すると、修が任せなさい!とお札を取り出して念じ始めるが、元牧師で今は無職だから、役に立たないと蒼汰はバラすのだった。
役に立たないのかとお札を眺める春菜の手から、仮面の女がお札を手に取る。春菜やみんなには・・・お札が空中に浮いているように見える!
キャーーーー!お札が飛んでいく方向を仮面の女が見えない人々は払うのだった・・・
利夫が風呂から上がってくると、支配人がいた。利夫は、支配人が・・・勇輝だと思い出していた。
そして仮面の女が、彩芽だと気が付いた。噂では死んだと聞いていたが・・・生きていた。
勇輝は、18年前のあの日・・・あの事故の為に、みんなで流星群を観られなかった事がずっと心の傷になっていた。
あの事故から、彩芽は人の悩みが分かるようになり、記憶を操作出来るようになっていた。
見えて欲しくない人には、見えていないと認識させていたのだ。
そして、近しい人の悩みは夢に現れ、その悩みの度合いによって・・・顔のしかめっ面度も変わるのだった。
だから仮面を被ってその不機嫌そうな顔を隠していたのだ。
勇輝の悩みは、あの失われた時間を取り戻したいと、今日みんなをここに集める事だった。
流星群は始まっている・・・利夫がみんなを呼びに行こうとすると、勇輝が言った。
記憶の操作は風鈴の音で行っていた。だからコテージを囲む風鈴の音の届く範囲が記憶操作可能な範囲なのだった。
彩芽が風鈴を静かに鳴らすと・・・みんながやって来た。あの日、自分のせいで出来なかったみんなでの流星群観察が実現した・・・
冬の大三角、ダイヤモンド、それぞれの星に仲間を当てはめていたあの頃・・・
すると、窓の外に不思議な影が!キャーーーー!
蒼汰と修が正座で怒られていた。みんなを喜ばそうとしてやった事なのだが、ビビリな利夫は、まじでビビっていた。
武田望と片山未来は、まじで怒っていた。が、どこかで同じシチュエーション・・・あったような。
蒼汰と修は、みんなを楽しませようと2人でブレーメンの音楽隊をしていたのだった。
そして、みんなは思い出した。長馴染みの顔を、名前を、懐かしい記憶を・・・勇輝は嬉しそうにその景色を見ていた。
勇輝は今日が終わればみんなの記憶を消し、自分と彩芽を時の彼方に消し去ろうとしていた。
利夫は聞いた。では、何故俺の記憶は戻ったのか?記憶操作されているのなら思い出すはずのない、勇輝や彩芽を何故思い出した?
記憶を操作出来るのは彩芽じゃない。勇輝!お前だ。自分が望み彩芽が記憶を操作しているのだと思い込んでいたんだ。
だから、俺の記憶が戻ったのは勇輝・・・お前が望んでいるからじゃないのか?あの頃のようにみんなで一緒に笑い合いたいからじゃないのか?
勇輝は記憶を操作出来なかった。それは勇輝がそれを望まなかったから・・・
勇輝は、あの頃のみんなとの楽しい日々を思い出にはしたくないと、心の底では思っていたのだった。
勇輝の願いは叶い一歩を踏み出した。気が付くと・・・利夫が倒れていた。
恵美子が、虫の知らせで悪い予感を感じて飛び込んで来るのだった。薬・・・飲んでないな。
利夫を恵美子が看ている間、みんなは心配そうに待っていた。
真也は望に、最近かまってやれなくてゴメンと謝った。他事に没頭していたのは・・・今日の為、勇輝の悩みの解決の為に奔走していたのだ。
時折していた電話の相手も勇輝だった。勇輝も、望に謝るのだった。
ただ問題は、仕事そっちのけだった為・・・クビになって今は無職だという事だ。実は、俺も!と、修と真也が仲良く握手。
そういえば・・・未来はバリバリ働く社長さんだよ。と、聞かされると、お願いします!と跪き、頼み込む。
このコテージも、もう少し続けようと思うので・・・と、採用が決まり、喜ぶのだった。
利夫は何とか回復した。恵美子は、将来を嘱望された医者だったが、ある病人を直せないと逃げ出した過去があった。
自分が必死で患者の心を慮れず、利夫に告げてしまった。5年後の生存率は70%・・・
彩芽が呟く。30%は死ぬ、って事?酷い!利夫はその現実を受け入れられなかった。その時、懐かしい顔が浮かんだ。
利夫は、通院しなくなり、逃げ出したのだった。恵美子は、後悔し反省し・・・利夫を追いかけてきたのだった。
恵美子の車に、治療道具を取りに行った望達が言った。デートの荷物じゃなかったですよ。
利夫は、みんなに囲まれ、勇輝が踏み出した一歩を見届けて言った。
病気と向き合ってみる。これからも通院してもいいですか?恵美子は、もちろんと答えた。
医療の進歩はリニアモーターカーより早いんだから!それじゃ遅すぎますよ!みんなの笑顔が戻って来た。
気が付くと流星群の夜は白々と明けようとしていた。慌てて流星を観ようと外へ出かけて行く。
彩芽は、昔と変わらぬ仲間達に戻れた嬉しさに微笑みながら、最後に電気を消して出て行った。
舞台は、コテージのロビー。
上手にL字カウンター。上にはパソコン、花、鈴。前に高足イス1脚とゴミ箱。
正面には大きな窓枠。背景は白布でスクリーンになる。前に1足テーブルとイス2脚。
下手にテーブルとソファー。その後ろに2階への階段。
上手側は風呂やキッチン方向、下手側が玄関へ。
前回の公演と空気感や演出が延長上のように似ていて、座組の仲の良さが感じられる、ほんわかと暖かい心持ちになれる、優しいお芝居。
少年時代と現実を交互に見せ、子供の頃の仲良さと、その結果として負ってしまった心の傷、止まった時間が動き出し一歩を踏み出す瞬間を描く。
ただ、負った心の傷の原因となる事故が、思わせぶりに隠され過ぎて、結局どんな事故だったのかは明確にはならない。
恐らくは、からかわれて裏道の倒木橋を渡ろうとした勇輝が川に落ちてしまい、その為に流星群を一緒に観られず、その後勇輝が気が付いた頃にはみんなは散り散りにいなくなっていて、めちゃくちゃ怒られていたという事実だけを伝えられた、といった事件だったのだろう。
利夫がつぶやく彩芽が死んだという噂も、記憶操作能力のせい?と相まって事件をさらに曖昧にし、この集まりを求める勇輝の心の傷の深さが、それほど深刻には感じられなかったのが残念。
事故に遭っていない彩芽の人の悩みが見える能力発現のキッカケとしても分かり難いし。
少年時代の仲間を失ったと感じた傷は想像に難くないが、仲よし表現とのバランスが少し悪いのかも。
真也には相談に乗ってもらっていたり、他の仲間の記憶からは消えようとしたり・・・結局、戻りたい深層心理を描いているのだろうが、若干モヤッと感は残る。
ファンタジー要素が、超能力だけってのも、ご都合主義っぽいなと感じてしまう。
冬の森や、時が前後するときの時計の映像・・・いらないかな。役者の演技でちゃんと分かるから。
風鈴の音も記憶が戻るときに鳴っていたと思うけど・・・逆じゃないかな?
というか、結局、音は関係なかったのか?勇輝の思いだけなんだから。
今回の、お気に入りは、
馬場利夫、楠田勇輝、宮本香菜、武田望、片山未来、かな。
えいじさん、えみあさん、まどかさんとご挨拶。
