俳優の香川照之さんが歌舞伎の世界に入るという。
父、市川猿之助さんは「スーパー歌舞伎」という新境地を開いた歌舞伎界の異端児。
45年間絶縁状態だったその父と和解してのこと…
歌舞伎といえば、小さい頃よりその世界に身を置き生きることで永い伝統を継いでいる。
香川さんは45歳…俳優として存在感をもつ香川さんが、敢えてこの道を選択するのは相当な覚悟が必要であったと思います。
猿之助の名を継ぐのは、別の方。
名声でもなく、我欲でもなく自分を生きる。
内在する心の声に突き動かされた決断だと思います。沸き立つマグマのような熱いエネルギーに満ちた会見でした。
感動。共感共鳴。
自分の可能性を塞いでしまうのは自分自身。
どうあるかは自分の選択次第です。
香川さんは療養生活を送っている父と春から共に暮らしているとのこと。
会見の最後は母に対する感謝の涙でした。
また猿之助さんが自由にならない身体をおしての口上。
そして香川さんをひとり育てた浜木綿子さんに対する「恩恵にただひたすらにありがとう。ありがとう。」とおっしゃった。
人は旅を続ける。
真理はシンプル。
「純真な心の声に 忠誠たれ。」
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