「『網膜剥離』ですね。 一刻を争います。 ご家族はいらっしゃいますか?」
「へっ、送ってくれた息子がその辺に居りますけど。」
「うちではでけん手術なので宮崎の病院を紹介します。 今日いまから行きますか?」と言って、息子とちゃちゃっと相談を始められました。
宮崎まで3時間。今日はさすがに手術は無理だろうということで、明日の朝一番に予約を取ってもらって眼科を後にします。
「あーたらこーたら で こぎゃんよ。」確かに、これから高千穂まで戻って明日出直すとなると、車が合計4時間。
このまま宮崎に向かうと2時間で済みます。
「ご高齢なので、急変する怖れもあります。 網膜がこれ以上めくれると、失明する可能性もあるので、なるべく上を向いて安静な状態で運んでください。」という脅しも頂いていたので、いちもにもなくそのまま宮崎へ。
兄ん家に、お世話になります。
翌日、朝一番で入院。
順番待ちの間にあれこれ検査して、夕方になって、いざ手術。
左目だけの、局所麻酔。
「ということは、意識あるんですね?」
「そうですね。大丈夫ですよ。」
「めんたまの中いじくってるのが、見えるんでっか?」
「そうですねぇ。でも大丈夫ですよ。 センセイ腕は確かですから。」
「・・・・・。 」つづく・・・