8月半ば、ダーと会って来ました。



ダーは長いこといた神戸を離れ、今は北陸で仕事をしています。



でもなんだかんだで、何故か神戸で会うことになった。





当日、ダーは神戸空港まで私を迎えに来てくれた。


車をお兄さんから譲り受けていたので、今は車持ちなダー。


そんな訳で、ドライブしました車




まだ私は行った事がなかったので、明石海峡大橋とマリンピア神戸というアウトレットに連れて行ってもらった。




前にダーと電話した時、ホテルに一緒に泊まってくれないかと言われていた。



私はダーに甘いので「しょうがないから泊まってあげるよ」と強気な発言をしていた。



だから夜も一緒で、結構時間はたっぷりあった。



でも1泊だけど。




私はホテルが大好きなので、早めにチェックインしてのんびりしたい派。



チェックインしてから出掛けるのが好きなのだ。



そんな訳で夕方前にはチェックインをした。



部屋に入って景色を楽しんでいたら、ダーが誕生日プレゼントをくれた。



それは指輪だったけど、ちょっと変わったデザインの、アンティーク系だった。


自分では絶対買わないデザイン。


だから嬉しかった。



私も一応用意してきてたので、キーケースをあげた。



私からのプレゼントは意外だったみたい。





その後、ダーにマッサージしてあげた。



連日の疲れからか、マッサージを受けながらダーはかるーく寝てしまった。




しかし、なかなかダーから切り出してこない。



でも私から何か言うべきではないと思ったので、私は今回は何にも言わなかった。



ただダーの口が開くのを待ってた。







だんだんと日が落ちてきたので、夕ご飯を食べに出掛けることに。



六甲山に登って、ご飯を食べて、夜景をたのしんだ夜の街



何だか不思議だった。




ダーを追いかけてた頃の自分と、そこにいる自分があまりにも違いすぎて。



ダーの顔色を伺って言葉を発することもない。



落ち着いていられる。



別れが悲しいと思わない。



いろんなことが違っていた。






結局そこでも何も言われず、ホテルに帰った。



部屋に入ると、窓の外には神戸の街の夜景が広がっていた。



それはとても綺麗で、二人ともしばらくそれに見入っていた。





そして長い沈黙の後、ダーが口を開いた。




「幸せにするんで、付き合ってください」



と、手を差し出してきた。






私は、ちょっと時間をあけた。



本当にいいのか、自分の中で最後に確認した。




何を迷っているのか、悩んでいるのか、正直自分でもわからないのだ。



ただ、今までの私とは何か違っている。



即答で「もちろん」と言えないのだ。



それはプリンスに恋をしたからかもしれないし、今の仕事が手一杯で余裕がないからかもしれない。



ダーに対する気持ちが、冷めてしまったからかもしれない。



でも、その答えすら自分でわからないのだ。




ただ頭の中では、「OKするでしょ。そのつもりなんでしょ」と。。。






今後もしかしたら、別れてしまうことがあるかもしれない。



でももう一度この人とやり直してみよう、とは思えた。



自分のこのもやもやも、時間が経てば理由がわかるかもしれない。





そして私はダーの手を取って、OKの返事をしました。






つづく