一人暮らし中の怖かった思い出

 

私は他府県の大学には最初JRで通っていたのですが、

まず最寄り駅まで行くのに車で行かないと行けないし、

乗り換えが1回あるのですが、かなり待たないといけなくて

通学に片道2時間は余裕でかかっていました。

 

 

車で通学することは母が許さなかったので、仕方なく電車通学

していたのですが、

電車の本数が少ない上に終電も早く、大学の友人はバイトや遊びなど

自由にしているのに、自分だけ家と大学の往復の生活が空しくなり、

 

入学して3ヵ月で大学近くの不動産屋に行って一人暮らし用の

アパートを契約してきました。

 

 

 

 

反対されたらいけないので、家賃は安くて35000円のワンルーム、

洗濯機は各階共同、階段のみ、ユニットバス、駅徒歩15分という

苦学生用みたいなアパートが私の初めての一人暮らしの物件です。

 

ここには2年間住んだのですが、

入学して間もなくできた彼氏が居候していたので、

ずっと同棲みたいな感じでした。

 

 

私はバイトに明け暮れていたので、料理は全くせず、

部屋には寝に帰るだけの生活でした。

 

 

 

ある夏の日の昼間、マットレスで寝ていると、

ガチャッ

と玄関の音がするのが分かりました。

 

 

彼氏が帰ってきたのかなあってウトウトしていたのですが、

なんだか様子がおかしいので玄関の方を見ると、

 

玄関にフルフェイスのヘルメットをかぶった男が立っていたのです。

 

玄関から部屋は丸見えです。

 

え?え?とパニックになりました。

 

 

どれくらい時間が経ったのか分かりませんが、

フルフェイス男が、

間違えました、すみません。

と言って出て行きました。

 

 

慌てて鍵をかける私。

強姦されなくてよかった。殺されなくてよかった。と思いました。

 

 

それから鍵のかけ忘れにはかなり気を使うようになりました。