どうも、つなぐデイサービスです。

 

新型コロナウイルスが徐々に広がって来ています。

利用者さんの中でも、怖いと言われる人が多くいます。

また、スタッフの中でも自分が感染してしまわないか、感染させてしまわないか、不安の中で働いています。

 

そんな中で、若い人が夜の街に出かけ感染が拡大しているという報道があります。

そのような報道を聞くと不安の強い利用者やスタッフは、こんな時期に出かけるなんてあり得ないと怒っています。

 

感染が広がっているのに、どうして出かけるのだろう。旅行に行くなんて考えられないという感じです。

 

私たちの施設は病院が運営しているので、病院からも感染地域や夜の街への立ち入りは可能な限り控えるようにという話が出ています。

 

一方で利用者やスタッフの中には、確かにコロナは流行っているけど、感染予防に気を付けていれば、旅行くらい行ってもいいんじゃないか。数人と友人とであれば外食に出かけても良いのではないか。と思っているスタッフもいます。

 

インフルエンザで毎年3000人以上がなくなるのに比べ、今回のコロナウイルスは薬もないのに死亡率が低いので大したことないのではないか。感染が拡大しているのは、無症状の人に対しても検査しているからであって、症状がほとんどの人が出ないとすると感染力もそんなに大したことないのではないか。

と考えての行動かもしれません。

 

現状どちらが正しいかはわかりません。

 

医療職・介護職なのだから、当然のように自粛するべきとの考えもあるでしょうし、とは言え、長期戦になるから過度に自粛してもしょうがないのではないかと思う人もいて当たり前なのだと思います。

 

一番怖いのは、徐々にこの対立が浮き彫りになって、長く続いていった際トラブルの因子になることです。

スタッフ間もそうですし、利用者間でも十分起こる可能性があります。

 

今僕は、利用者やスタッフの前でコロナウイルスの話になった時に、自粛をしっかり行うべきという考えと少しずつ出かけていくべきという考えの人の意見を、利用者やスタッフに合わせて話をしています。

 

利用者やスタッフと同じ意見ではなく反対側の意見を伝えています。

 

分断を防ぐのに一番大切なのは、相手への共感性を高めることです。

今回の件ではほぼ間違いなくどちらも間違えではないので、お互いにお互いの行動を肯定できる要素を早いうちから巻いておく必要があります。

 

どっちが正しいの対立構造ではなく、いろいろな考えの人がいて、いろいろな感情の中で行動を選択していることを理解しあえることが大切だと思います。お互いの意見の理由をしっかりと理解した上で自分で行動を選択し、自分の行動とは違う行動を選択した人を非難しないようにしていきたいです。

 

新型コロナはまだまだ続きます。

感染状態が収まらないままで、経済活動を再開していかないといけないことは明白です。

 

今こそ優しさを持ち合い、難しい局面を協力して乗り越えていければと思います。

 

でゎ、また。