今回は前回の続きで、後藤達也さんが書いた「転換の時代を生き抜く投資の教科書」を読み終えての感想などを述べたいと思います。

 

全体を通して投資初心者を対象に書かれており、株式投資をする上で知っておきたい知識がわかりやすくまとめられており、良書だと思います。

 

第四章では「中央銀行は金融市場の心臓」と題し、日米の中央銀行の基本がわかる内容となっています。基本的な内容から、日銀前総裁の黒田さんの政策、2023年4月に総裁となった植田さんの姿勢、コロナ後のアメリカの金融政策など、まさに今知っておきたい情報が盛りだくさんです。

 

第五章では「投資をはじめよう」と題し、具体的な投資の話に踏み込んでいます。

・基本は「長期」で運用する

・分散して投資する

・買うタイミングも分散する

・NISA、iDeCoをフル活用

 

この本を読むことによって、経済的な視野が広がり、教養を深める「経済とお金のしくみ」が分かるようになり、色々な経済ニュースが有機的に結びついてわかるようになります。投資中級者以上にとってはもう頭に入っている内容も多いでしょうが、私にとっては知識を体系的に整理しなおすのに役立ちました。