浸水した家屋の感染症対策が厚労省から出されています。
今回は浸水をまぬがれた方も、もしも  に備え一読されることをお勧めします。

そして、この資料にも出てくる塩化ベンザルコニウム(通称オスバン液)の取り扱い中に起きた過去の事故をお伝えします。
この事故の被害者となったのは私の大切な友人です。
彼女の言葉をそのまま、お伝えします。
*
『取り扱いに注意!
浸水被害に遭った場所では、オスバン液(ベンザルコニウム塩化物液)で消毒します。

医療機関に勤務している私は仕事で器具の消毒に使用します。

職場では50〜200倍に水で薄めて。

  で、職場での事故。

私の前に使用した方がしっかりと蓋を閉めておらず、

そして私はボトルの真ん中を持たず、蓋の部分を持ち上げ・・・。

ボトルは落下。

落下の勢いで噴出した液体を頭から被り、化学熱傷。

直ぐに流水で処置しましたが、

液体を被った髪は溶け、眉間から右目にかけての皮膚はえぐれ、一ヶ月間は右目で見える景色は縦線の4重に。

10年経った今も、暗いところでは右目では見えづらく、一部の視野は欠損しています。

私のような事故に遭わないように、

色々な被災した場所で活動される皆さん、しっかりと添付された注意事項に目を通し、

決められた稀釈濃度を守ってください。

使用時に、周りで活動されている方やお家の方にも注意を促してください。』