【指定避難所って、どんなとこ?
                    今回の羽山台小学校の場合】
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災害が発生すると、その状況に応じて
自主避難所や指定避難所が開設されます。
「避難所って、どんなとこ?」
「体育館で寝るって、余計に怖いかも。」
災害のたびにそのような声を耳にします。
そこで、私の居住校区にある指定避難所:羽山台小学校の今回の様子を、防災士:彌永が写真でご紹介します。
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災害の規模、避難者の数などで、
より良いと思われる部屋の提供や方法がとられますので、
あくまでも「今回の」
一避難所の「例」
としてご覧いただき、今後の避難を考える際の参考にしてくださいね。
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*撮影は、今朝7/7、最後の避難ご家族が退去なさった後に、許可いただいて市職員さん立会いのもとに行なっています。
また掲載については、大牟田市災害対策本部の許可をいただいています。

羽山台小学校
校区住民、ほとんどの方が場所はご存知でしょう。
でも、イザ!という時に
『非常持ち出し袋を背負って何分で到着できるのか?
途中に(特に夜間)危険な箇所はないのか?』

何もない時に、歩いておきませんか?
準備して、実際にやっておけば
イザ!という時にぐーんと安心だと思いますよ。


正門を入ってすぐの所と、校舎の前に設置されていた案内用のパネルコーン。
「え?避難所って体育館じゃないの?」
そんな声があちこちから聞こえてきそうです。


図書室。
なぜ、図書室が避難場所として設定されたのか
おわかりですか?
今回は避難される人数もあまり多くはないということともありますが、
一番の理由は・・・・・


はい、こちら、クーラーです。
時節がら、少しでも気持ちよく過ごしていただけるように、クーラーの設置されているこの部屋が選ばれたそうです。


テレビもありました。
普段は置かれていませんが、タイムリーな情報を入手する事で避難された方が安心されるように、移動設置されていました。


これは、マット式の畳です。
硬い床には、新聞紙1枚でも段ボール1枚でもあれば、疲れが違います。


ここは福祉避難所ではありませんが、障害者用トイレも備蓄されています。
障害のある方全員が福祉避難所に行かれるわけでは、ありませんからね。
また、このトイレは高齢者の方にも使いやすい仕様となっています。


長期保存のできる飲料水。
大量に備蓄されていますが、賞味期限の近いものから順に出されます。


今回、水と一緒に提供されたパンです。
一般の家庭備蓄には、このように5年も保存可能なもの(お値段も高め)ではなくて大丈夫。
ローリングストック法で、こまめに入れ替えていきましょう。
(ローリングストック法については、後日、詳しくご紹介します)


今回、羽山台小学校避難所の管理と、運営をサポートくださった市職員のお二人です。
ありがとうございました。