おかげさまで2024年4月より10年目になります。この間、フリースクール等のたちあげについて当団体の経験に関心をよせる お問い合わせがありました。そこで簡単に私たちの経験、見聞きしてきたことをメモ書きしてみました。

 

①    立ち上げについて

(1)きっかけ

・オルタナティブ教育に関心がある

・既存の日本の公教育とは異なる教育を選択したい

・不登校に関心がある

・教員経験/出身から公教育以外の可能性を模索したい

(2)立ち上げまで

・国内外/身近な地域の先進事例を見学

・ボランティアスタッフをやってみる

・フリースクール養成講座に参加

・本などから独学で学ぶ

・地域の先進的活動に参加 親の会、イベント、講演会など

 

【関連ブログ】栃木県の子どもの居場所・学び場・不登校の親の会まとめ

https://ameblo.jp/tunagaruhiiroba/entry-12695794270.html

 

(3)手続き

・一般社団法人、NPO法人、会社などの形態をとるならば、それに必要な手続きを進める

・市民活動などであれば、明日からでもスタートできる

 

②    ニーズ

・教育方針/理念

・学習

・同世代の交流

・特性に応じた対応

・オンラインによる交流/学習

 

③    運営課題

・1番は運営費

・2番目に周知

 不登校の子を対象とすると、家から出にくい、集団が苦手、フリースクール等に通う以前に生活で困っている、不登校になるまでのエネルギー消費などを背景に持つ子がおり、安定的・長期的な対価収入(家庭負担)は見込みにくい。

 オルタナティブ教育を希望する子を対象とすると、オルタナティブ教育に関する周知理解がまだ不十分なため、不登校以上に関心理解をしてもらうことが困難。

 それゆえ、クラウドファンディング、助成金といった対価収入以外を模索すること、仕事のかけもちなど、その事業収入以外を模索する必要がある。スタートは容易だが大体3~5年で活動休止に追い込まれる団体をよく見かける。

 

★安定した運営事例

・教員をやりながら月1回の親の会、単発的なイベント実施

・平日週3,4日開校、残りは別の仕事

・昼間はフリースクール、夜は別の仕事

 

当面の自分の状況に応じた活動計画が大切。運営側もそれらを必要とする子たちにとっても、無理のない活動ペースがが大切☺

 

④    教育行政との連携

・周知

 栃木県内では、地域の多様な学びMAP配布、不登校を考える保護者の集い、教員研修などにおいて、県/市町の教育委員会との連携がみられるが、運営課題の通り、子どもたちが集まるかは不透明。

・財政支援

 栃木県においても、財政支援を打ち出しているが・・・

 

 

今後もお問い合わせいただく中で更新していきま~す

 

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