ステンレスメッキ?
たまに「ステンレスメッキの釣針無いですか?」と問い合わせが在ります。
釣針に限らず、そのようなメッキが世間に在るようです。
ワタシは金属工学も化学も大学で専攻していません。
仕事の中で携わっているだけの人間です。
そんな人間が言うことですが。
ステンレスを材料にしたメッキなんか在りませんから(ヾノ・ω・`)ナイナイ
ステンレスのようなメッキと言うのならば解りますがね。
そもそもメッキと言うのは、保護したい金属(地金)に耐食性の高い他の金属をコーティングすることです。
金とか銀とか銅とか錫とか亜鉛とかetc単一金属が主流でしょう。
その金属がステンレスと言うのは、難しいと言うか、あり得ないと言うか(;^ω^)
ステンレスは、そもそも合金です。
主成分が鉄でそこにクロムやニッケルが一定以上の比率で混ざっている金属をステンレスと定義しています。
そのクロムやニッケルの比率でステンレスの種類が変わります。
他にもケイ素、炭素、銅、モリブデンetcが色々な比率で合金された数だけステンレスの種類が在る訳です。
確か合金メッキと言う種類も在ったと思いますけど。
ここまで複雑なステンレスをメッキに使うことは無理だと思います。
じゃあ、なんでステレンスメッキ(orコーティング)が存在しているのか?
と考えると前述のステンレスのようなメッキのことだと思われます。
ステンレスの耐食性を上げているクロムでメッキしているとか。
光沢だけがステンレスのようなメッキとか。
そんな類じゃないかと推測しています。
どのようなネーミングで販売しても結構だと思いますが。
大きな勘違いを誘発するようなネーミングは、、、どうかと思いますねえ(´ε`;)ウーン…
もし、本当にステンレス鋼をメッキ材に使用する技術が完成していたら。
申し訳ありません(m´・ω・`)mワタシの学が足らないのに偉そうなこと言ってm(_ _)m
けど、ステンレス鋼をメッキ材に使う意味解らん。
耐食性上げたいなら、クロムやニッケルのみにすりゃあ良いだけやし。
メッキにステンレス並の強度を求めるなら、最初からステンレス使えば良いし。
硬化クロムってメッキも在ったと思うけど、そこまでの強度無いやろうし。
つか、メッキにそんな強度求めることも意味解らん。
ブツブツブツブツブツブツ
まあ、多分、そんな技術は無かろうと言うことで(´∀`*)ノシ