クロマグロ 二割減 ICCAT
東大西洋クロマグロ(ホンマグロ)の2009、10年の総漁獲枠が08年の2万8500トンから
2割程度ずつ段階的に削減されることが、
「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」の年次会合で24日決まりました。
最終的には08年比約35%の削減。
日本の漁獲枠は08年比の3割削減。
ワシントン条約になる位なら、自主的に削減した方がマシ。
その考えでEU側も譲歩したんでしょうけど。
ただ、海外の根こそぎ巻網船と日本の延縄船が同じように漁獲枠削減になるのは、おかしいと思います。
3割減で、売値が3割以上になれば良いですけど、そんなに甘くないでしょうね、、、
そんなだからこそ、少し前向きに、敢えて前向きに、考えてみますと。
(前向きな考えも必要です、笑)
ICCATは、まだマシでしょう。
資源枯渇の明らかな要因である巻網の規制も明確にしている訳ですから。
東部太平洋のIATTCなんかは無法状態だし。
オーストラリアやケープのCCSBTのように曖昧じゃないし。
その巻網が蓄養の為の幼魚を獲りまくって、それが安く日本に流通してくる訳ですから。
それが減ると言うことは、歓迎出来ると思います。
国内に流通してくる量は蓄養が圧倒的に多いんですから。
海外蓄養の流通量が減ると、国内蓄養に傾く可能性も在りますが(・・;)
海外蓄養よりは高いですし、
国内蓄養は海外蓄養が出回るより、マシ。
とは、思いますがね。
その場合でも。
延縄で獲れた天然マグロは貴重で在る
と言うことをもっともっとアピールして欲しいです。
持続可能な漁法で獲っている
と言う事もアピールしたいです。
蓄養の宣伝文句に
メチル水銀の心配が無い。
と謳うことが在るようですが。
メチル水銀を無毒化するのと同量のセレンが含まれている。
と言うことは謳わないのかな?
セレンは、単体だと有毒らしいですが、
水銀と結合することでお互いに無毒化するとのこと。
ネットで検索しても出てきますし、ワタシは実際農学博士にも聞きました。
それらのことについては、真偽や確証や検証の程が問われている部分も在りますが。
そういうことは、各自の判断に任せますが。
私的に思うことは。
水銀中毒は、人為的で工業的な原因でしか起こってないでしょう?
天然由来の食料から摂取することで水銀中毒になった事例なんて。
少なくともワタシは知らない。
80年代後半からマグロ類の消費が世界中で急激に増えてるのにですよ?
何よりも。
漁師さんが命がけで獲って来てくれた魚を。
毒物かの如く言われることが腹立たしい。
あっ、最初と最後で話が脱線してる(笑)