台湾の漁獲枠が復活?!
毎日新聞より
『<メバチマグロ>台湾の漁獲枠が制裁前の水準に
【台北・庄司哲也】台湾の中央通信によると、国際漁業管理機関「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」の年次会合で26日、制裁措置で大幅削減されていた台湾の大西洋でのメバチマグロの漁獲枠が、制裁前の水準に回復することが決まった。日本の刺し身用マグロの約3分の1を供給していた台湾への制裁措置は、最近の日本のマグロの値上がりの一因となっていた。
今回の会合で、台湾の来年の大西洋でのメバチマグロの漁獲枠は1万4900トン、操業できる船は64隻以内と決まった。昨年の会合では「違反操業が行われている」などとして、日本が台湾への制裁を求めたため、台湾の漁獲枠は今年、1万6500トンから4600トンに大幅削減され、操業船数も98隻から15隻に減らされた。制裁の解除に向け、台湾は総数で600隻あった大型はえ縄漁船を160隻減らすなど改善に取り組んでいた。 (毎日新聞) - 11月27日20時33分更新』
台湾の努力は認めるが、、、制裁続けてて欲しかった。
ってのが素直な筆者の気持ちです。
まあ、台湾から日本に流れてくるメバチの殆どが違法操業で乱獲された物でしたから。
違法操業で漁獲されてた量は10万トン近くにも及んでたようです。
きっちり、この漁獲枠を守ってくれるならば、去年までのような安値で日本に出回ることは無い。
と思いたいけど、制裁続けてて欲しかった、、、
まだまだ、日本の遠洋マグロ延縄船業界は厳しいんです。
日本の食料の自給率40%です。
国内の遠洋マグロ延縄船はその少ない食糧自給率の中で食料を供給してる業界の一つですよ?
その業界が衰退し続けてるのに。
その中で、全国の船主さん達や船具店さん、そして筆者のとこも含む各メーカーさん。
各自が必至に歯を食いしばって頑張ってる中で、その中で良い製品を作り続けてるのに。
今回のこの記事が本当ならば、完全な逆風の向かい風ですよね、、、
食料を自給しない=食文化を捨てる=日本の文化を捨てる。
大袈裟に考え過ぎでしょうか?
自分とこの売上が上がらない、その八つ当たりやろ?愚痴やろ?
と言われそうですし、実際にそうかもしれません。
確かに、そんな気持ちも正直在りますし。
けど、その気持ちだけじゃないのも事実です。